ミラージュの穴は“日産似のEV”が埋める? 三菱が2026年にも日本製EVをアメリカ市場に投入へ

日産 チルアウト コンセプト
i-MiEVの生産終了以来、三菱はアメリカ市場にBEVを投入してこなかったが、2026年後半に日本製のEVを導入するという。詳細は不明ではあるものの、一説によるとかつて日産が公開したコンセプトモデルに似たものになりそうだとか。

三菱は人気モデル「ミラージュ」の生産を終了したが、その穴を埋めるべく、新型コンパクトEVクロスオーバーを開発中であることがわかった。

日産 チルアウト コンセプト

今では信じがたいことかもしれないが、三菱はかつて21世紀の電気革命の最前線に立っていた。電動シティカー「i-MiEV」は、日産「リーフ」やテスラ「モデルS」が世に出るずっと前の2009年に発売されたが、それ以来アメリカではEVの販売はされておらず、ライバルブランドに遅れをとっている。

しかし、三菱は2026年にも全く新しい電気自動車を発売する予定だという。それはEPA電気走行距離100km、最高速約130km/hだった2012年の「i-MiEV」よりも、実用的で魅力的で手頃な価格になるという。

日産 チルアウト コンセプト

米Auto Newsによると、三菱の幹部はディーラーに対し、米国ではi-MiEVが生産終了となった2017年以来初めて、2026年にEVが米国に上陸する予定であることを明らかにしたようだ。

EVがどのような形状になるか明らかにしなかったが、情報筋はAuto Newsに対し、日産が2021年に発表したコンセプトカー「チルアウト」に似た小型クロスオーバークーペになる可能性が高いと語ったという。アメリカ向けのEVがどのようなものになるにせよ、新型モデルは日本製となり、2026年後半に発売される予定だと報道されており、日本市場に導入される可能性もあるから楽しみだ。

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…