
初代ラガーは、1984年にタフトの後継モデルとして誕生。ラダーフレームを採用する本格オフローダーとして1997年まで生産された。当時パワートレインは、2.8L 直列4気筒ディーゼルエンジンのみが設定され、トランスミッションも5速MTのみであった。

そして29年の時を経て、新型の軽SUVに『ラガー』の名称が与えられると噂されている。
量産型では、ジムニーのようなラダーフレームではなく、DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)を採用、4WDはオンデマンド式となるという。また、人気の高い5ドア・モデルのジムニー ノマドを意識した5ドア車の可能性が高いようだ。
予想されるエクステリアデザインだが、2019年の東京モーターショーで公開されたコンセプトカー『WakuWaku』を進化させた、クロカン風デザインが予想されている。シンプルなデザインながら、フロント、サイドは直線基調のクロカンらしい力強さを強調、ヘッドライトデザインは、正方形のくっきりしたアウトラインになり、その中に上下2段に分けたプロジェクターを内蔵する。もちろん、アンダーガードやサイドステップも装備するはずだ。
ボディサイズはタフトとほぼ同じと予想されるが、最低地上高は約12mm程度リフトアップされ、オンロードでの快適な走りに加え、オフロード走破性を高めると言われている。
パワートレインは最高出力54psを発揮する660cc直列3気筒エンジン、及び最高出力64psを発揮する660cc直列3気筒ターボエンジンをラインアップ。トランスミッションは、タントと同様に刷新されたD-CVTを採用するものと見られている。
キャビン内は、兄貴分のロッキーにインスパイアされたインフォテイメントディスプレイを搭載、スポーティーかつSUVらしさを演出するだろう。
ラガー後継モデルのワールドプレミアは、順調にいけば2026年内が想定されており、価格は160万円から220万円程度と予想される。


