三菱が「MILAND」でランエボXを復活! 大原優乃「リアルで臨場感すごい!」とバーチャルカーライフアプリを体験

デジタル上で“愛車”を所有する新しいカーライフ体験

「MILAND」ではアプリ内にガレージを所有し愛車をコレクションできる。

「MILAND(ミランド)」は、三菱自動車とJP UNIVERSE株式会社が共同開発したスマートフォン向けアプリで、ユーザーは、仮想空間上で三菱車を所有し、ガレージに飾ったり、他ユーザーと交流したりすることで、車のある暮らしを疑似体験できるバーチャルカーライフアプリである。三菱自動車はこのアプリを通じて、若年層や車を所有していない層に対し、“愛車を持つことの楽しさ”をデジタルで提供することを目的としている。

三菱自動車工業 中村達夫副社長

三菱自動車は、中期経営計画「Challenge 2025」の重点戦略として「DX促進によるシームレスで効率的な顧客接点創出」を掲げている。特に、「デジタルネイティブ 『Z世代』の10 年後の自動車購入・利用者層の中心顧客化」および「デジタルを活用したビジネス変革 (DX) および新ビジネスの創出」を重視しており、その実現のため、社内外の多様な人や技術とコラボレーションしながら新しいサービスを構築していくオープンイノベーション(共創) を重要施策のひとつと位置付けている。

「MILANDのアプリ内には様々なフィールドが設定されている。

「MILAND」は、Z世代を中心としたクルマを所有しない若者でもクルマの持つ楽しさを体感できます。バーチャル上で、クルマの所有や仲間とのドライブ、車両のカスタマイズを楽しむことで、クルマのあるライフスタイルをカジュアルに体験することができる。

アプリ内では、好みの三菱車を選んで所有し、カラーやステッカーをカスタマイズすることが可能。ガレージには自由に装飾を加えることができ、他ユーザーとの相互訪問もできる。最大の特徴は、実際にその車を操作して、仮想空間内をドライブできる点にある。運転操作は直感的で、複雑な操作を必要とせず、ユーザーは自由に走行しながら風景を楽しんだり、友人のアバターと合流し一緒のドライブをしたりと、まさに「愛車のあるカーライフ」をバーチャルで体感できる。

カラーの変更やステッカーのレイアウトをして、愛車をドレスアップできる。

ゲストに大原優乃が登場、「車のある暮らし」の魅力を語る

ゲストで登場した女優の大原優乃さんは、「MILAND」のリアルなグラフィックを楽しんだ。

発表会に登壇した大原優乃は、自らも車好きであり日常的に運転していると明かした。
「滝を見に行ったり、遠くのサウナに行ったり。1日5~6時間くらい運転することもあります」と語り、会場を驚かせた。
「MILANDは本当にリアルで臨場感がある。人を実際にドライブに誘うのってハードルが高いけど、このアプリなら気軽に一緒にドライブできるのがいいですね」と、その魅力を強調した。

自身もよくクルマを運転するという大原優乃さん

フィジカルとデジタルの融合による“クルマの入り口”

アプリ内では「ランエボX」が登場する。これらの車両は実際のCADデータを元にリアルに再現されているという。

「MILAND」は、現実のカーライフとは異なる、新しい“所有体験”をデジタルで提供する試みである。
特にZ世代のようなクルマへの距離感が変化している層にとって、気軽にクルマと関われる“入口”としての意味を持つ。
三菱自動車が手がけるこの新たな接点づくりが、どのような影響を自動車業界にもたらすか、今後の展開に注目したい。

左から三菱自動車工業 デジタルイノベーション推進部 伊藤卓郎氏、女優の大原優乃さん、三菱自動車工業 代表執行役副社長 中村達夫氏、JP UNIVERSE 代表取締役 田畑端氏

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