名跡復活!

1987年型カローラFX16を彷彿とさせるこのモデルは、シャシーとエンジンは標準モデルと同じとなっているが、エクステリアとインテリアにアップデートが施されている。

FXエディションは、昨年のFXセダンをベースに、スタイルにいくつかの明確な違いを伴いながら進化を遂げている。最も注目すべきは、新設計の18インチアルミホイールだろう。ナイトシェードトリムのホイールに似ているが、グロスホワイト仕上げが施され、ラリーカーを彷彿とさせるルックスとなっている。また、ブラックの巨大リアウイングと、テールゲートにあしらわれたレトロなカローラエンブレムが、このクルマにさらなる個性を与えている。
そのほか、GRカローラのようなアグレッシブなボディキットは備えていないが、FXエディションはより洗練されたデザインを採用しており、ボディカラーは、アイスキャップ(ホワイト)、インフェルノ(オレンジ)、ブルークラッシュメタリック(ブルー)の3色展開となっている。
インテリアは、スポーティでありながらも落ち着いた雰囲気を醸し出している。ブラックのシートに、ダッシュボード、ドアミラー、シフトノブ、シートにはオレンジのステッチが施されている。シート自体はスポーツツーリング仕様で、ボルスターが強化され、ヘッドレストが一体型になり、スエードのインサートがコーナリング時のグリップを高めている。
7インチのデジタルインストルメントクラスターと、8インチのインフォテインメントディスプレイは、FXセダンの10.5インチスクリーンと比べると小さく感じるが、それでも、ワイヤレス充電とトヨタセーフティセンス 3.0 は搭載されているので、基本的な装備は揃っているといっていいだろう。
パワートレインは、最高出力169ps、最大トルク204Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒エンジンを搭載、CVTギアボックスが前輪に動力を伝える。
2026年型カローラ・ハッチバックFXエディションは、わずか1,600台限定でアメリカのディーラーに今秋登場予定となっている。










