米トヨタ、「カローラFX」の名称が38年ぶり復活!レトロなエンブレムや巨大ウィング装着

トヨタ カローラ ハッチバック FXエディション
米国トヨタは、2026年モデル向けのカローラハッチバックに、新しい「FXエディション」を導入することを発表した。

名跡復活!

トヨタ カローラ ハッチバック FXエディション

1987年型カローラFX16を彷彿とさせるこのモデルは、シャシーとエンジンは標準モデルと同じとなっているが、エクステリアとインテリアにアップデートが施されている。

トヨタ カローラ ハッチバック FXエディション

FXエディションは、昨年のFXセダンをベースに、スタイルにいくつかの明確な違いを伴いながら進化を遂げている。最も注目すべきは、新設計の18インチアルミホイールだろう。ナイトシェードトリムのホイールに似ているが、グロスホワイト仕上げが施され、ラリーカーを彷彿とさせるルックスとなっている。また、ブラックの巨大リアウイングと、テールゲートにあしらわれたレトロなカローラエンブレムが、このクルマにさらなる個性を与えている。

そのほか、GRカローラのようなアグレッシブなボディキットは備えていないが、FXエディションはより洗練されたデザインを採用しており、ボディカラーは、アイスキャップ(ホワイト)、インフェルノ(オレンジ)、ブルークラッシュメタリック(ブルー)の3色展開となっている。

インテリアは、スポーティでありながらも落ち着いた雰囲気を醸し出している。ブラックのシートに、ダッシュボード、ドアミラー、シフトノブ、シートにはオレンジのステッチが施されている。シート自体はスポーツツーリング仕様で、ボルスターが強化され、ヘッドレストが一体型になり、スエードのインサートがコーナリング時のグリップを高めている。

7インチのデジタルインストルメントクラスターと、8インチのインフォテインメントディスプレイは、FXセダンの10.5インチスクリーンと比べると小さく感じるが、それでも、ワイヤレス充電とトヨタセーフティセンス 3.0 は搭載されているので、基本的な装備は揃っているといっていいだろう。

パワートレインは、最高出力169ps、最大トルク204Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒エンジンを搭載、CVTギアボックスが前輪に動力を伝える。

2026年型カローラ・ハッチバックFXエディションは、わずか1,600台限定でアメリカのディーラーに今秋登場予定となっている。

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著者プロフィール

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APOLLO

1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…