シトロエンC4、Ë-C4 ELECTRICが登場 シトロエン伝統のCセグメントハッチバックが復活!価格は290万円から

Groupe PSA Japan株式会社は、2022年1月7日(金)、シトロエンの伝統であるCセグメントハッチバックの復活となる「NEW C4」および 「NEW Ë-C4 ELECTRIC」を発表し、全国のシトロエン販売店にて2022年1月22日(土)より発売する。なお「C4」はガソリンエンジンとディーゼルエンジンのふたつのパワートレインが用意され、「Ë-C4 ELECTRIC」はフルEVとなる。

欧州ではハッチバックマーケットはメインストリームの一つであり、2019年、Cセグメントの販売実績の約28%を占めている。日本においても同様で輸入車市場の31%をCセグメントが占めており、そのなかの25%がハッチバックのボディ形態となっている。このマーケットに新たに投入されるC4 & Ë-C4 ELECTRICは、ハッチバックとしての機能を満たしつつも、モダンかつ強いキャラクター性を持つコンセプトで登場する。パワートレーンは100%電動モーターかガソリンまたはディーゼルエンジンで提供されるのも新型の特徴だ。

スタイリッシュで個性的なデザインは他のモデルとも一線を画す

まず、目を惹くのはその個性的なデザインだ。新型C4、Ë-C4 ELECTRICは、そのセグメントの中でもそのユニークかつ大胆なアイデンティティーを主張する、あらたなコンセプトを表現しているという。ハッチバックのエレガンスとダイナミズムを備えつつも、そこにSUV的な力強さと個性を融合しているのが特徴的。エアロダイナミックかつ流れるようなラインを備えた新型には、プロポーション、シルエット、ディテールといったあらゆる要素において革新的であること、というシトロエンのブランドアイデンティティーがしっかり刻まれている。

ハッチバックとSUVが融合されたデザイン

インテリアもエクステリア同様、独創性を追求している。ダッシュボードは横方向の広がり感を強調する水平基調とし、センター部に10インチのタッチスクリーン・インフォテイメントシステムを搭載しています(日本仕様はナビシステムがオプション装着できないため、ナビを使用したい際はUSB-Type Cケーブル接続による Apple CarPlayおよびAndroid Autoを利用する必要がある)。その下にエアアウト レット、さらに下にはあらたにダイヤルと押しボタンのフィジカルな空調コントロールを設け、運転中の操作性をアップ。タッチパネルと物理スイッチの機能の切り分けをおこなわれているのは嬉しいポイントだ。またメーターは、5.5インチデジタルインストルメントパネルとポップアップ式のカラーヘッドアップディスプレイが装備されている。

先進的なインパネデザインが採用されているが、しっかり物理スイッチも残しているので運転中でも操作しやすいのがポイントだ

シートはC5 AIRCROSS SUVで初導入され、C3、C3 AIRCROSS SUVと展開され好評なアドバンストコンフォートシートを全車に採用。シート生地裏に特別なフォームを配すること 、身体とシートの”当たり”感を改善したシートだ。生地裏のフォームのボリュームも従来 の2mmから15mmへと大幅にアップしたことで、しっとりふっかりとした比類ない柔らかさを 実現し、疲労につながる車体の微震動をシートが吸収してくれる。

 

アドバンストコンフォートシートを採用

パワートレーンは、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、BEVの3種類。いずれも同じSHINEグレードを用意されている。異なるパワートレインでありながら同一トリムとすることで、乗り味、機能、装備、スペースなど自動車としての基本を同等とし、ユーザーのライフスタイル、 使用状況、好みなどに応じて自由に選べる。 

Ë-C4 ELECTRICは、日本におけるシトロエン初のBEVであり、パワーユニットには最高出力136ps、最大トルク260Nmの高効率電動モーターと50kWの大容量リチウムイオンバッテリーパックを採用している。このバッテリーパックは、液冷ヒートポンプで充放電時のバッテリー温度の管理と最適化を図っている。一個当たり約13.1kgのモジュールを18個組み合わせ、総体積約220ℓ、重量約350kgのこのバッテリーパックをCMPの電動版であるeCMPでは、一般的なEVプラットフォームと異なり、フロントシート座面下、リアシート座面下、センターコンソールなど車体を上から見たときにH型に重量配分を考えてバッテリーを分けて効率的に配置。ICE版と変わらない室内容量とスペースを確保している。また電動モーターならではのデリケートなアクセル操作にも追従する特性と電動走行ならではのリニアな加速を実現したという。これまで以上に電費効率を向上させたことで、航続距離はWLTCモードで405km、JC08モードで459kmを達成した。 

Ë-C4 ELECTRICはシトロエンの日本市場における初のフルEVとなる

またË-C4 ELECTRICでは、充電ポートにプラグを差し込みだけで自宅や外出先で手軽に充電がおこなえる。自宅では付属の充電ケーブルを使用するコンセントタイプ(200V 3kW/満充電まで約 18時間/50km走行分で約3時間)、ウォールボックスタイプ(200V 6kW/満充電まで約9時間/ 50km走行分で約1.5時間)の普通充電に対応。急速充電はCHAdeMO規格(約80%充電に約50分) に対応し、外出先の高速道路のサービスエリア、ショッピングモールなどの全国の充電スポットで利用可能だ。さらに自宅などでのバッテリー充電時に充電開始時刻をあらかじめ設定しておく充電予約が可能だ。 電気料金が安い夜間に充電をスタートさせたい場合などに活用できる。

爽やかに回るガソリンエンジン、トルクフルなディーゼルエンジン、 2種類の内燃機関も用意

C4にはガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2つのパワートレインが用意されている。ガソリンモデルに採用される1.2 ℓPureTechターボエンジンは、最高出力130ps、最大トルク230Nmを発揮し、爽快で伸びやかなフィーリングが特徴だ。一方でディーゼルモデルは定評の1.5ℓBlueHDiディーゼルターボエンジンで、最高出力130ps、最大トルク300Nmを1750rpmという低回転域で発揮する力強いトルク感と加速を実現している。

グレード構成

全長:4375mm
全幅:1800mm
全高:1530mm
ホイールベース:2665mm

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