2021年に日本で売れた輸入車ブランドはどこだ? フランス勢が躍進!?

1月11日、JAIA(日本自動車輸入組合)は、2021年12月期の外国メーカー車(乗用車)新規登録台数を発表した。合わせて2021年通期の数字も発表されている。売れたブランドはどこだ?

前年同月を14.9%下回るもメルセデス・ベンツが5317台で首位をキープ

2021年12月に新規登録された輸入外国メーカー車(乗用車)は2万4238台で、前年同月実績の2万8484台を14.9%上回った。

最も新規登録台数の多かったブランドはメルセデス・ベンツで、前年同月を14.9%下回ったものの5317台を記録。登録台数トップ10ブランドは下記のとおりで、このうちフォルクスワーゲン、ボルボ、プジョー、フィアットの4ブランドが前年同月比を上回った。

●2021年12月期・輸入乗用車(外国ブランド)新規登録台数トップ10
第1位:メルセデス・ベンツ(5317台/85.1%)
第2位:BMW(3532台/85.6%)
第3位:フォルクスワーゲン(2800台/101.5%)
第4位:MINI(1918台/82.2%)
第5位:ボルボ(1843台/102.1%)
第6位:プジョー(1242台/103.8%)
第7位:アウディ(1103台/41.7%)
第8位:ジープ(1009台/75.3%)
第9位:ポルシェ(822台/75.5%)
第10位:フィアット(787台/105.9%)
※パーセンテージは前年同月比

トップ10以下のブランドでは、ルノー(456台/前年同月比110.7%)やマセラティ(164台/同119.7%)、フェラーリ(150台/157.9%)、キャデラック(106台/294.4%)、BMWアルピナ(35台/166.7%)、アストンマーティン(27台/150.0%)、といったブランドが前年同月を上回った。

2021年通年では全体で25万8637台。前年実績を1.7%上回る

2021年(1〜12月合計)は輸入乗用車(外国ブランド)全体で25万8637台が新規登録された。この台数は2020年の25万4404台を1.7%上回るもので、新型コロナウイルス感染拡大の影響が強かった2020年から回復の兆しをうかがわせる。2021年通年の登録台数トップ10ブランドは下記のとおり。トップ10ブランドの中ではBMW、アウディ、ボルボ、ジープ、プジョー、ルノーの6ブランドが前年実績を上回った。

●2021年輸入乗用車(外国ブランド)新規登録台数トップ10
第1位:メルセデス・ベンツ(5万1678台/90.7%)
第2位:BMW(3万5905台/100.5%)
第3位:フォルクスワーゲン(3万5213台/96.3%)
第4位:アウディ(2万2535台/101.0%)
第5位:MINI(1万8211台/90.2%)
第6位:ボルボ(1万6638台/107.0%)
第7位:ジープ(1万4271台/105.2%)
第8位:プジョー(1万2072台/112.3%)
第9位:ルノー(7666台/128.6%)
第10位:ポルシェ(7009台/96.2%)
※パーセンテージは前年比

トップ10以下のブランドでは、フィアット(6995台/前年比118.8%)やシトロエン(5892台/同117.2%)、ランドローバー(4773台/121.0%)、アルファロメオ(2341台/139.8%)、フェラーリ(1237台/114.0%)、マセラティ(1085台/120.8%)、キャデラック(795台/173.2%)、シボレー(707台/209.2%)、ベントレー(601台/129.8%)、アストンマーティン(388台/198.0%)、BMWアルピナ(355台/216.5%)、ロータス(305台/110.9%)、ロールス・ロイス(240台/106.2%)などが前年実績を上回った。

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