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〈取材車のプロフィール〉インテンス キャンバストップ
〈運転席まわり〉質素だけれどチープではない
エンジン始動時は「HELLO」の文字とともに速度計の指針が一度振り切ってドライバーを歓迎する。液晶には燃料計、シフトポジション、そしてマルチディスプレイを内蔵。オド&トリップのほか使った燃料量、平均燃費などを表示する。
クルーズコントロール&可変スピードリミッターも全車に採用。ステアリングにはそのコントロールスイッチ(左側が速度設定で右側には解除と元の速度に復帰するボタン)とハンズフリー通話の発話/終話スイッチが組み込まれる。
輸入車なのでウインカーレバーは左側。軽く触れると3回だけ点滅する機能も備わる。右側のレバーはワイパー操作用で、先端はメーター内ディスプレイの表示を切り替えるスイッチだ。オートライトと雨滴感応式オートワイパーを全車に装備。
〈居住性&乗降性〉全長は短いのに後席は広い
乗降性も良好。フロントドアは開口角度に傾斜がつき、上部のほうが大きく開いて乗り降りを邪魔しにくい。アップライト気味の乗車姿勢なので着座位置も高めで乗降時の身体の動きもスムーズだ。前席は床とサイドシルの段差が20㎜と低いのも特筆すべきポイント。後席はロングホイールベースのおかげで足の動線が広い。
〈オーディオ&空調〉スマホを固定するクレードルも用意
オーディオやオートエアコンは全車に標準装備。そしてナビ代わりのスマートフォンをインパネに固定する取り外し式のクレードルをオプションで用意しているのだ。
〈キャンバストップ〉屋根を開ければトゥインゴはもっと楽しい
布を蛇腹状に巻き取りながら開く「キャンバストップ」がオープンエアを実現してドライブを楽しくする。操作は電動式で、開口部は前後690㎜ × 幅680㎜(実測)と広い。
〈室内の収納スペース〉収納スペースも個性あふれている
〈ラゲッジルーム〉フロア面積はライバル以上
超小型車だけにラゲッジスペースは最小限か? という前提で接すれば、意外と広い空間と感じる。ライバルと比較すると、フィアット500よりは広く、フォルクスワーゲンup! に比べると空間容量では劣るが床面積は広い。
後席を畳まずに空間を拡大できる「荷室拡大モード」を採用。背もたれを垂直に立てることで、背もたれ上部を通常時より10㎝ほど前に出して固定できる仕掛けだ。背もたれ上部からテールゲートまでの距離は通常350㎜ほどだが、この機能で約450㎜まで拡大。この状態でも後席に人が座れるが、姿勢が窮屈なので乗車は30分くらいにとどめたいところ。
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