AMG ONE、VISION AMGなどメルセデス AMGのハイパーカーがグッドウッド・フェスティバル集結!

AMG ONE、VISION AMGなどメルセデス AMGのハイパーカーがグッドウッド・フェスティバル集結!

メルセデスAMGは、グッドウッドフェスティバルで生誕55周年を祝うと共に、数多くのハイパフォーマンスカーを披露。ヒルクライムの豪快な走りを周囲に見せつけた。また、近未来な存在感を放つ独自のスタイリングと高い次元の技術力により、モータースポーツを通じてメルセデス AMGのさらなる進化を発揮した。今回は、そんなメルセデスの最新マシンについて車種別に紹介していこう。

AMG ONE / VISION AMG

AMG ONEのパワートレインには、1.6リッターV6ハイブリッドターボエンジンが搭載され、市販車では叶わなかったF1サウンドのモータースポーツマシンを完成させた。1つの内燃機関とと4つの電気モーターからなる非常に複雑なパワートレインは、総合で1,063hpを発揮、最新のエアロダイナミクス技術とカーボン製シャシーの効果を存分に発揮し、グッドウッドフェスティバルでも異彩を放った。

VISION AMGは未来感漂わせるエクステリアデザインが何より特徴的だが、そのボディ内側にはアファルターバッハで開発中のフルEVパフォーマンスモデル専用のAMG.EAプラットフォームが収まっている。スポーティでハイテクなシームレスデザインと息を呑むようなプロポーションからは、VISION AMGにしか感じられない独自で最大の個性を与えている。なお、4ドアの構成は、このショーカーがいずれ機能的な全EVスポーツカーとしてラインナップに加えられることを示唆しているのかもしれない。

VISION EQXX

1度の充電で、1,000km以上のロードトリップを2回も達成したVISION EQXX。ドイツからF1の聖地であるイギリスのグッドウッドを走破し、1,202km走行を達成したばかりのモデルだ。この旅でVISION EQXXは、革新的なサーマルマネジメントシステムを駆使し、激しい交通渋滞や夏の熱気にも耐え抜き、平均消費電力8.3kWh/100kmを達成した。道中では、メルセデスのF1チームの本拠地を訪れ、ゴールであるグッドウッド・サーキットを11周も駆け抜けてチェッカーフラッグを切った。

VISION EQXXは、4月にも1,000kmを達成しており、ドイツからフランスの沿岸部カシスまでを1,008kmも走破した。その時の消費電力は8.7kWh/100kmであった。到着時にも残存走行距離140kmを残し、世界初の快挙を達成した。その抗力係数0.17の空気力学に優れたボディや、ソーラーパネルなどの機能装備で一躍有名になった。

GT 63 S Eパフォーマンス / AMG GT3, GT4

グッドウッドフェスティバルで開催されるAMG55周年記念イベントでは、AMGの最新ラインナップもヒルクライムを披露する。GT 63 S Eパフォーマンスは、AMGの電動駆動を先駆ける可能性を垣間見ることができるモデルだ。電気モーターを使用した純粋な電動ヒルクライムが可能で、リアアクスルに高性能バッテリーを搭載し、843ps、1400NmのV8パワートレインに「常時接続」のハイブリッドパワーを供給しています。

また、超高性能なAMG GTトラックシリーズも展示される。AMGのカスタマーレーシング部門から発表された最も過激なGTトラックシリーズは、AMGのGT3およびGT4での豊富なレース経験を生かし、純粋なサーキットデイカーに仕上げられている。

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