トヨタ新型クラウンの衝撃 クラウンスポーツはBEVで決まり? セダンは?

トヨタの新型クラウンスポーツ。
7月15日にワールドプレミアされた新型クラウン。伝統の後輪駆動プラットフォームからフロントエンジン横置きのFFベースに切り替わったことも驚いたが、もっと驚いたのは車型が4種類もあったことだ。まずは、「クロスオーバー」からの発売になるが、あとには「セダン」「スポーツ」「エステート」が続く。あれっ? 「スポーツ」には既視感があるぞ?

クラウンスポーツはBEV?

2021年12月に開催されたBEVの発表会の模様。

トヨタは2021年12月にBEVを大量投入すると宣言している。上は、そのときの写真だ。豊田章男社長は「トヨタは2030年までに30種類のBEVの展開する。乗用・商用でフルラインアップを揃える」と宣言した。

2021年12月に公開された「Crossover EV」

ここで発表された「Crossover EV」がこちら。

こちらが、クラウンスポーツだ。

そして発表された「クラウンスポーツ」がこちら。

どう見ても、似ている。というか、クラウンスポーツのベースになったのがCrossver EVなのだろう。ということは、つまりクラウンスポーツは、BEVとして登場するということを意味するのか?

現行型がFRベースのプラットフォーム(GA-Lプラットフォーム)だったのに対して、新型クラウンシリーズは、フロントにエンジンを横置きするGA-Kプラットフォームを使う。カムリやRAV4、レクサスNX、RXなどが使い評価の高いプラットフォームだ。ただし、どうやら全車がAWDになり、FFモデルは設定されない模様だ。ここでトヨタのフラッグシップとしての差別化を図る。また、後輪はすべてモーター駆動とする模様だ。

今後登場するトヨタのBEVは、スバルと共同開発したBEV専用プラットフォームである「e-TNGA」を使う(スバルの呼称はe-SGP)はず。e-TNGAには3種類のホイールベースがあるという。ちなみに、bZ4Xと新型クラウンクロスオーバーのホイールベースは2850mmで同一だ。

また、新型クラウンクロスオーバーのリヤモーターとbZ4Xのリヤモーターは「1YM型」で同じ(クロスオーバーRS)である。となると
クラウンクロスオーバー:TNGA GA-Kプラットフォーム
クラウンスポーツ:e-TNGAプラットフォーム

ということになるのか? このあたりは「縦横無尽」に対応ができてしまうものなのか?

セダンはどうなる?

2021年12月に披露された「bZ SDN」。もちろん、BEVである。

上の写真は、「bZ SDN」である。

こちらが、クラウンセダンだ。こちらも、かなり似ている。とはいえ、似ている度では「Crossover EV:クラウンスポーツ」ほどではない。ホイールべースもクラウンセダンの方が長そうだ。
発表会では、今後の登場の順番について、市販にGOが出た順番だ、としていた。

となると、クロスオーバーの次は、セダン、その次がスポーツ、エステートという順になるのではないだろうか?

セダンは、当初はクロスオーバーと同じ「2.4Lデュアルブーストハイブリッド」と「2.5Lシリーズパラレルハイブリッドシステム」でスタートするのだろ。その後BEVが追加されるのか? GA-K(WB2850mm)とe-TNGA(WB2850mm)の関係性に俄然興味が湧く。

トヨタでもっとも大事なモデル名のひとつである「クラウン」で、これほど型破りなことを仕掛けてくるとは! シリーズのラインアップが完成するまで目が離せない。

著者プロフィール

MotorFan編集部 近影

MotorFan編集部