2025年受注開始、26年にまずはアメリカ、日本で販売開始

ソニー・ホンダ・モビリティの最初のBEVは、2025年発表、26年発売になると、発表された。ソニーグループとホンダは、2022 年 3 月 4 日、モビリティ分野における戦略的提携に向けて基本合意。6 月 16 日には「ソニー・ ホンダモビリティ株式会社」の設立に関する合弁契約を締結していた。 ソニーグループとホンダの出資比率は50%:50%だ。

記者会見したのはソニー・ホンダ・モビリティ(SHM)の水野泰秀会長(ホンダ専務執行役員)と川西泉社長(ソニーグループ常務)。SHMの企業パーパス(存在意義)は「多様な知で革新を追求し、人を動かす。」だ。

SHMの第一弾商品は、まずは北米、日本で発売する。欧州での販売も視野に入れている。

また販売方法は直接販売、つまりオンライン販売となる。

生産は、SHMがホンダに委託してホンダの北米工場で行なう。また、SHMの新型BEVのソフトウェアはソニー・モビリティが開発する。バッテリーを含めたパーツや資材の調達はホンダの戦略に沿うことになる。

クルマのサイズやカテゴリーについては明らかにされなかったが、「高付加価値」なクルマということで、高価格帯のBEVになるようだ。

会見の終わりに
「January 4,2023 in Las Vegas」の文字がスクリーンに投影された。説明はなかったが、なんらかのコンセプトモデルが、おそらく来年1月開催のCESでお披露目されるとの暗示だろう。

川西社長によると、SHMの手がけるBEVは、Autonomy(進化する自律性)、Augmentation(身体・時空間の拡張)、Affinity(人の協調、社会との共生)を備えたものになるという。Autonomyは自動運転などを備えるものとなるようで、レベル3自動運転や、進化したレベル2+自動運転などについて言及。ホンダは日本ですでにレベル3自動運転を備える「レジェンド」を実用化しているが、ソニー・ホンダの新型EVでは、北米でレベル3自動運転を実装するという。

合計800TOPS(1秒あたりの演算処理回数の単位で兆回。Tera Operation Per Secondの略語)以上の演算性能を持つ高性能SoC(System on a Chip)を採用する予定

それを実現するためのハードウェアとしては、合計800TOPS(1秒あたりの演算処理回数の単位で兆回。Tera Operation Per Secondの略語)以上の演算性能を持つ高性能SoC(System on a Chip)を採用する予定だ。

ホンダ初のフル電動SUV「プロローグ」が2024年北米で発売予定!クリーンモダンなスタイリングを公開!

ホンダの米国部門は、2024年に北米で発売予定の「プロローグ」のスタイリングを初公開した。ホンダ公式のデザイナー部門によってデザインされたモダンなスタイリングは、筋肉質さを抑えたスマートさとデジタル装備が特長となっており、そのスタイルは車両全体の各所に現れている。また、ホンダはEV戦略のエントリーとして、モデルラインナップの50%をハイブリッドモデルに移行させる意向を示しており、今年10月発売の新型CR-Vもそのロールを担うモデルとして登場する。

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