目次
ガソリン車・eKクロスのバリエーションモデルとして登場
eKクロスEVは、日産サクラと兄弟車となる軽自動車のバッテリーEV。だが、サクラが新規車種として登場しているのに対し、三菱ではEVをeKクロスのひとつのバリエーションとして設定することで、EV購入のハードルを下げる狙いがある。
そのため、デザイン面もeKクロスとEVの差別化は少ない。EVはフロントグリルにメッキを採用し、フォグランプの形状を四角に変更。ホイールも専用デザインとなっているが、目立つのはその程度だ。
インテリアもサクラほどの専用デザインに変更されることはなく、通常のメータークラスター内にEV用の液晶パネルをセットしている。シートアレンジや室内の広さはガソリン車と共通だが、EVは専用色のシート表皮を採用することで質感を高めた。
メカニズムはサクラと共通だが、eKクロスEVは上級グレードの「P」に15インチタイヤが標準装備される（サクラではオプション）。
一充電の航続可能距離もサクラと同じで、WLTCモードで180㎞は短く感じるが、軽ユーザーの１日の走行距離は50㎞未満が大半を占めるので、実用的には問題はなさそうだ。充電にかかる時間も200Vの普通充電で8時間程度でフル充電できる。急速充電にも対応しているが、車両側の受け入れ容量が大きくないため、80％まで充電するのに40分かかる。
車両価格はガソリン車よりも70万円程度高くはなるが、国からの補助金が今年度は55万円出るのに加え、自治体からも助成金が出る（東京都では45万円）地域もあるので、ガソリン車並みの価格で買うことが可能だ。
マイパイロットパーキングも採用
スムーズな車庫入れをサポートする「マイパイロット パーキング」も「P」にメーカーオプション設定。三菱車では初採用で、駐車位置を自動で検知し、後退しての駐車／前進しての駐車／縦列駐車のいずれにも対応する。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]