テスラの将来構想の目玉事業はロボットタクシー!? 実用化に向けた開発に注目です

【これからどうなる自動運転】テスラは最先端なのか?|第5回/日本と海外では異なる自動運転へのアプローチ テスラ編

やはり、海外は日本より先に進んでいるのでしょうか。最新技術である自動運転については実際、海外は日本より高度な技術で、
しかも実用化が始まっているのでしょうか。今回はその背景をご紹介するのですが、どうも自動運転は『自動車業界の常識』が通用しない感じがします。なぜ、そんなふうに感じてしまうのか。国や地域、自動車メーカー、そしてIT系企業の動きをチェックしながら、その謎を紐解いていきましょう。

進運転支援システム「オートパイロット」はレベル2

自動運転というと、アメリカのテスラを思い浮かべる人がいるかもしれません。

なぜならばテスラは、2010年代半ばに「モデルS」を市場導入して以来、自動運転技術を使う先進運転支援システム「オートパイロット」に対するマーケティング活動に積極的だからです。

オートパイロット初期段階では、外部企業と連携したシステム開発を行っていましたが、その後にテスラ自社開発という説明に変わっています。

いずれにしても、アメリカや中国で、オートパイロットの機能を運転者が過信したと思われるような事故が発生しており、アメリカの当局はこれまで複数回、テスラに対して顧客に対するオートパイロットの正しい利用の周知を求めてきました。

現状で、オートパイロットは自動運転レベル2となります。

その上で、テスラのイーロン・マスクCEOは、テスラの将来構想の目玉事業として掲げているのが、公共交通としてのロボットタクシーです。

しかも、ユーザーがテスラ車を購入した後、そのクルマを完全自動運転(自動運転レベル4相当)として収益モデルとすることで、ユーザーは新車の購入コストが削減できる、としています。なんだか「夢のような話」です。

ただしモデルS以来、本格的なEV量産体制を敷いてから10年も経たずして資産総額で世界自動車産業界のトップに躍り出たテスラですので、もしかするとそんな「夢のような話」が現実になる日が遠くないのかもしれません。

PROFILE 桃田健史
1962年8月、東京生まれ。日米を拠点に、世界自動車産業をメインに取材執筆活動を行う。インディカー、NASCARなどレーシングドライバーとしての経歴を活かし、レース番組の解説及び海外モーターショーなどのテレビ解説も務める。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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