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後席の前倒しでは長さ不足、前席・後席をつなげて就寝
初代スペーシアが開拓した「第三の形態」と言われるクロスオーバー系スタイル。いまや多くの軽自動車が導入しているジャンルだが、アクティブさやギア感を最も強く打ち出しているのがスズキ・スペーシアギアだ。可愛げのあるヘッドランプは丸型形状とし、前後バンパーのスキッドプレートやブロック形状のルーフレールなど、眺めているだけで遊び心が膨らむデザインになっている。室内もアウトドア遊びを前提にした装備が充実しており、撥水加工が施されたシートや水や泥汚れにも強い防汚タイプのラゲッジフロアを採用するなど、アウトドア遊びのために生まれてきたよう。さらにスペーシアギアに搭載された画期的装備がリアシートのマルチユースフラップ。オットマンモードと荷物ストッパー、ふたつの役割を担う機能は日常使いにおいてうれしい装備だ。
そんなスペーシアギアでの車中泊は、前席を後方へ倒し後席の座面も使って就寝スペースを作るパターン。後席を前に倒してラゲッジを広げるパターンでも大丈夫かと思ったが、その場合の荷室長は約1300mmしかなく、身長170cm前後の大人が寝るのは現実的ではない。逆に前者の方法であれば、長さも申し分なく、シートの段差や前席/後席の隙間などができてしまうが、キャンプマットを敷けばほとんど気にならないレベルで寝転ぶことができた。またシート自体に適度なクッション性があるので、一晩寝ても腰が痛くなるということもなく、起床時の目覚めはスッキリ! スペーシアギアはまさに「遊びの神様」でした。




就寝スペースのつくり方は、前席をスライドして倒すだけ!






防汚タイプのラゲッジフロアはアウトド派の強い味方







※車両の数値は撮影時に計測した参考値です。※撮影「くのわき親水公園キャンプ場(静岡県川根本町)」
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]