目次
(1)ホイールPCD120新採用
今回の新型アルヴェルでは、純正ホイールのボルト穴間の直径がこれまでの「114.3」から「120」に変更された。これは車重が少し重くなったなどの要因からとされている。歴代アルファードはもちろん、いわゆる一般的に流通しているホイールのほとんどが「114.3」だったことを考えると、カスタムへの影響はかなり大きい。
先代の30型で履いていたホイールをそのまま取り付けはできない。冬用のスタッドレスとして使っていた純正も履くことができないなど、これまで通りではないことも多くなってしまう。また、新型買ったらすぐにホイールを交換したいと考えている人も、新型アルヴェルに履けるPCD120対応の市販品は現状ではそれほど多くないし、それがしっかりマッチングできるかも、これからデータ取りが必要となってくる。
既存品のPCD120用としてはレクサスLSやBMW、シビックタイプRなどへの対応サイズが主流。リム幅やインセットの関係で、そのまま新型アルヴェルに装着できるかと言うと難しいかもしれない。今後のホイールメーカーの動向も要注目だ。
(2)エアロパーツ
新型発表と同時にモデリスタ、GRなどのいわゆる純正エアロはすでに発表済み。先代やここ最近の新型車の主流通り、フロント、サイド、リアのリップタイプとなっていて、この流れはアフターメーカーのエアロパーツも同じタイプでの開発が予想される。いきなりバンパー交換タイプのエアロを! というメーカーはさすがにいないだろう。
(3)ローダウン
最近はアゲ系のミニバンも徐々に注目されているが、やはり主流はローダウン系のカスタムと予想される。新型アルヴェルの足まわり構造は大きく変更はないのだが、プラットフォーム刷新などの影響もあるので、先代からの流用などは少し厳しそう。とはいえ車高調メーカー、エアサスメーカーともに注目している車種なので、優先的に開発を進めるはずだ。
(4)マフラー
純正はテールエンドが見えないカタチなので、見た目的なスポーティさアップにも貢献するマフラー。特に「走り」という意味で大きくバージョンアップしたヴェルファイアの2.4Lターボの市販マフラーには期待大。すでにレクサスなどで一部採用されているエンジンとはいえ、ボディサイズや取り回しという部分でほぼ新規での開発となりそうだが、ぜひ狙ってみたい。
一方、アルファードの2.5Lガソリンは改良が加えられているがベースとしては同じなので、開発スピードは早いかも。
(5)ボディカラー
グレードや装備を絞ってまずはリリースというのが今回の新型アルヴェル。ボディカラーも白、黒+αの最低限という設定なのはご存知の通り。やはりカスタムの醍醐味でもある「人とは違う」という部分では、純正ボディ色のラインアップが少ないだけに、いきなり色が違う新型アルヴェルはかなり視線独占ができそうだ。とはいえ、速攻で全塗装とはいかないだろうから、現実的にはラッピングや剥がせる塗装などがまずは先行しそう。また高級車ということもあり、純正塗装面を保護する意味でもプロテクションフィルムの施工も多いのでは?
(6)お手軽貼る系アイテム
両面テープで貼るだけでイメージチェンジできるお手軽パネルアイテムにも注目。外観のカーボンアレンジやインテリアの貼り付けパネルは今後設定されてくるはずだ。
(7)シートカバー
純正で十分ラグジュアリーなシートなので、それほど装着率が高くないと思われがちなシートカバーだが、「純正シートをできるだけ汚したくない」などの理由から意外と需要がある。新型での実寸さえできてしまえば、それほど時間はかからずリリースされそうだ。
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STYLE WAGON 2023年8月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]