サーキットユーザーから街乗り派にも推奨!
ジムニーのホイールシーンは長らく15・16インチが主流だった。それは17インチホイールが存在しなかった、ということを意味している。しかし、そんな現状に風穴が開いた。仕掛けたのはサーキット走行会なども主催する千葉のジムニー専門店レインボーオートだ。注目必至のレコードブレーカーはこれまでの常識を打ち破る17×7.0J+5というサイズ。「大きくなっただけでしょう」と言うなかれ、そこには多くのメリットが詰まっている。最大の恩恵は、タイヤの選択肢が劇的に広がるという点だ。
「17インチって凄く良いタイヤがたくさんあるんですよ。コンパウンドが良いマットタイヤなどもあるし、乗用車用のタイヤを選ぶことができるようにもなる。だから走行性および走破性を上げるという点で、サーキットユース・クロカンユースに関わらず17インチという選択肢は大いにありです」とレインボーオート代表の横尾さん。
ただし、17インチにすることで不利となる条件がひとつだけある。それがホイール本体の重量だ。しかし、レコードブレーカーはその点を解決してしまった。ホイール製造の大手“エンケイ”に生産を依頼しているのだが、同社のMAT製法などを駆使して強度を保ったまま徹底的に無駄肉をそぎ落としているのだ。実現した重量は実に1本あたり約7.7キロ。JB23の前期型の純正アルミホイールとほぼ変わらないぐらいの重量まで削り込んでいる。

「バネ下重量の軽量化はクルマの動きが軽くなるし、燃費も良くなるし、普段モータースポーツやオフロード走行をしない一般ユーザーにとってもいいことずくめなんです。今回のホイールはシエラ用サイズですけど、もし予算が許すなら軽自動車の方も構造変更して、17インチの素晴らしさを知っていただきたいですね」。
【Rainbow Auto RECORD BREAKER(レインボーオート・レコードブレーカー)】







SPECIFICATION
SIZE | INSET | HOLE | P.C.D | PRICE |
17×7.0J | +5 | 5 | 139.7 | 7万4800円 |
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HYPER REV(ハイパーレブ) Vol.284 スズキ・ジムニー&ジムニーシエラ&ジムニーノマド No.16より
