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作業効率向上だけでなく見映えもしっかり重視!
仕事のできる職人といえば、迅速確実な作業だけでなく、想定外の事態に対する対応力にも長けている。もちろん、そうした動きは適材適所に使える作業道具や材料があってこそのものだが、対応力を高めようとすればするほど現場に持ち込みたい積載物は増えていき、必然的に車両サイズも大きくなっていくワケだ。
さて、ここで注目してもらいたいのは、第一種電気工事士として活躍しているLifActさんの愛車。機動力と収納性が両立されたハイゼットカーゴを相棒に各地を忙しく駆け回っているのだが、その荷室は必要なものをスピーディに取り出せて、見映えも美しい機能美収納の極みとなっていた。
「独立するまでは社用車のハイエースだったので、棚組み収納でも十分でしたが、車幅の狭いハイゼットカーゴは必要なものが積み込めても素早く取り出せない。そこで車両オーダーと同時に知り合いのクルマで各部を採寸し、SNSで見かけて気になっていたスライドレールを採り入れたカスタム収納の構築へ取り組みました。休憩時に運転席がリクライニングできること、整理してもごちゃつき感が出るショートパーツは素早く取り出せる位置の引き出しに隠すなど、テーマを設けて左右分割レイアウトとしてみましたが、使い勝手は上々。スタッキング可能なタフビルドのツールボックスや海外製ツールのディスプレイなど、見た目のカッコ良さにもこだわっています」。
必要道具をしっかり揃えて、なおかつエアコンなどかさばりがちな材料まで楽に積載できるワーキングバン。それではさっそく、こだわり尽くしの機能美を紹介していこう。





充実装備を使い勝手よく集約する職人ラゲッジ
軽自動車規格のタイトな室内だと理想や使い勝手を突き詰めるほどにバランスも崩れていきやすいが、LifActさんはタフビルドのツールボックスを使っての電動工具収納や作業台兼積載スペースの確保など明確にテーマを決めてから寸法出しや使い勝手を徹底シミュレーション。そこから部材チョイスや組み付けへ取り組んだため、初めてカスタム収納を手がけたとは思えないほどの完成度の高さを誇っている。「使いたいツールボックスを決めていたことで左スライドの寸法が定まりましたし、そこを基準にテーマへ合わせた収納を組み合わせていきました。手直ししたのはバッテリーホルダーぐらいですね」とのことなので、この職人ラゲッジを真似する場合は自分自身がどのように使いたいのか明確にテーマ立てをおこなってからアレンジしていくといいだろう。











Instagram:lifact.0320
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KCARスペシャル ドレスアップガイド Vol.41 ダイハツ・ハイゼットカーゴ&アトレー No.2より
