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車重が増えた軽キャンや車中泊仕様に!
軽自動車におけるECUチューンの先駆者『パルスポーツ』は、以前よりダイハツの軽バン/ワゴンの開発にも力を入れている。近年はキャンピングカーや車中泊のブームも影響し、パワー系チューニングの需要が増えているそうだ。現在のメインストリームはひと世代前に当たるS331系で、NA用とターボ用のECUを中心にオリジナルパーツを展開。その詳細を改めて紹介したい。
デモカーは令和元年式ハイゼットカーゴで、KF-VETを搭載する4WDのモデル。ターボとはいえノーマルはパワーもトルクも物足りなく、おまけに電子スロットルのせいでレスポンスもよくない。キャンピングカーや車中泊が趣味のユーザーや日常的に重い機材を積むビジネスユース層からも、モアパワーを望む声が多く寄せられていたと代表の大坊さんは話す。
パワーを上げるだけならそう難しくないが、軽バン/ワゴンは経済性も無視できない。そこでブーストは最大で1.2kgfにとどめ、燃費のよさや耐久性を損なわない味付けにした。上のグラフを見れば分かるとおり16.25ps/2.05kgmのアップを果たしつつ、デモカーと同じ仕様のユーザー車は18㎞/ℓの燃費を記録したというから驚かされる。
なお両車ともにパルスポーツが自信を持って推奨する、MPISおよびオーバーテイクブースター2を装着。MPISはECUだけじゃ補えない低速トルクを増大させ、オーバーテイクブースターはレスポンスを劇的に改善する。これら3点をまとめたお得なパッケージも用意しているので、予算に余裕があればセットで購入するのがオススメとのこと。
もうひとつ嬉しいのはハイオクとレギュラー、いずれのガソリンにも対応している点だ。ストレスなく移動したければハイオク、燃料代を節約したいならレギュラーと、ユーザーの好みに合わせて選択できる。
注意点は自分のハイゼット/アトレーが、ECU書き換えに対応しているかどうか。エンジンルームにECUのユニットがあり、金属製のケースに入っていれば書き換え可。ECUが室内で樹脂製のケースなら不可となる。自身で判断が難しければECUの番号を控え、電話もしくはメールなどで問い合わせてみよう。
非対応だったユーザーも決して悲観することはない。パルスポーツはECU以外のオリジナルパーツも充実しており、単品で揃えるよりリーズナブルな価格のセットを用意している。ユーティリティ性と走りを高い次元で両立する、パルスポーツが開発したオリジナルパーツたち。是非ともマイカーで味わって欲しい。
▷DAIHATSU・ハイゼットカーゴ&アトレー最新カスタムコレクション まとめはこちら




ハイゼット/アトレー用チューニングECU
●価格:NA 8万5800円 TB 9万6800円(ノーマルECU下取り価格)
●適合:S321/S331ハイゼットカーゴ
63.92ps/9.69kgm→80.17ps/11.74kgm



MPIS
●価格:2万4200円
●適合:S321/331ハイゼットカーゴ、S700アトレー(ターボ車)

MPIS+ミニコン+ミニコンα

インテークディフューザー+オーバーテイクブースター2


S510系ハイゼットトラックやS230G系アトレーのECUもある

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KCARスペシャル ドレスアップガイド Vol.41 ダイハツ・ハイゼットカーゴ&アトレー No.2より
