3列シート車のメリット&デメリットをポイント解説【トヨタ・ランドクルーザー編】|3列シート車を買いたい

いま売れています! あなたにピッタリな3列シート車は? タイプ別・特徴指南【3列シート付きSUV】編

2列目シート
ひとくちに3列シート車といっても、それぞれに特徴がある。ここからは各タイプにどんなメリットやデメリットがあるのかをチェックしながら、どんなニーズに適しているかを指南していこう。第2回は、3列シートのSUV、トヨタ・ランドクルーザー。

3列シートの使用頻度が少ないならオススメできる

SUVで3列シートを備えているのは、国産ではトヨタ・ランドクルーザー、ランドクルーザー・プラド、マツダCX-8といった車種が選択肢となる。

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3列目については、いずれの車種もミニバンほどの広さや快適性を備えているわけではないので、3列シートを使うのは年に数回というなら、3列シートSUVは推奨できる。

ただし、3列シートを備えているが、人の乗り心地や快適性はあまり考慮されていない。

頭頂部が天井に付いてしまい、窓の面積が小さいことも災いして圧迫感があって、心地よく乗れるとは言い難い。

シートの座面、背もたれのサイズともに小さく、座り心地も期待薄だ。シートに座ると、膝の位置が高くなり、楽な姿勢で座りづらくなっている。SUVの3列目は、あくまでも非常用と割り切ったほうが賢明で、長時間のドライブには不向きと言わざるを得ない。

しかも、ランドクルーザーのような悪路走行を想定している車種は、フロア位置が高く設定されているので乗り降りにも難がある。ドアはスライド式ではないので、3列目へのアクセスがしづらい。購入時はこうした要素を試乗車で確認しておくといいだろう。

ボディサイズが大柄なので荷室は十分に広い。3列目は格納するタイプが主流となっており、2列目も分割して前倒しできるなど、用途に合わせたアレンジが可能だ。

MODELCASE_02 3列シート付きSUV代表 トヨタ・ランドクルーザー
本格クロカンとしてだけでなく、ステイタス性のある高級車としても人気が高い。3列目の広さはミニバンに及ばないものの、圧倒的な悪路走破性を持ち味とし、日常的な用途からレジャーまで幅広いシーンに対応。

【ランドクルーザー主要諸元】
グレード●ZX(ガソリン)
全長×全幅×全高●4985×1980×1925(㎜)
車両重量●2500(㎏)
室内長×室内幅×室内高●2775×1635×1215(㎜)
エンジン種類●V型6気筒DOHCツインターボ
総排気量●3444(㏄)
最高出力●305[415]/5200(kW[PS]/rpm)
最大トルク●650[66.3]/2000〜3600(N・m[㎏-m]/rpm)
使用燃料●ハイオク
WLTCモード燃費● 7.9(㎞/ℓ)
車両本体価格●730万円

3列シート付きSUVのポイント解説

3列目はいざというときに頼れる存在
SUVの3列シート車は、ミニバンのような広さや快適性は望めない。足元が狭く、頭上にも閉塞感があって長時間の乗車には適さない。それでもいざというときには多人数が乗れるという、心の余裕は得られるはずだ。

悪路もこなせる高度な4WDシステムを採用
悪路走破性も含め、SUVの万能ぶりはキャンプやアウトドアレジャーでクルマを使う人にはうってつけだ。3列目シートは、ごく短時間の移動に使えればいい、という割り切りがあれば購入後に不満は出ないだろう。

3列シート付きSUVの○と×

個性を表現するには最適だが3列目は……【 ポイント別CHECK】

(1)乗降性

(2)2列目/3列目シート

(3)使い勝手

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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