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「冷やす」か「温める」か、それとも温度維持なのか?  モーターファン・イラストレーテッド vol.156は、「最適冷却」特集

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2019年9月14日は『モーターファン・イラストレーテッ vol.156』の発売日です。今回の図解特集のテーマは『最適冷却』。冷損(冷却損失)をいかに取り戻すか。いわゆるサーマルマネジメントについて、じっくり掘り下げました。

 内燃機関エンジンの温度管理は、耐ノッキング性や出力の向上を目的とした「ただ冷やせばいい」時代から、燃費向上のために、「冷やしたい部分を効果的に冷やす」という、熱マネジメントが常識になってきています。

 熱マネジメント=冷却損失の対策がそう呼ばれており、パワー/トルクを出すとか、排ガスをきれいにするとか、商品の魅力や法規対応に直結した開発目標と違って、冷却損失の低減はここのところよく耳にする熱効率の追求が始まってからの開発テーマです。

 モーターファン・イラストレーテッド(MFi)vol.156では、 “冷やす・保温・温める” エンジンの最適冷却の現状と事例を取り上げています。

 燃費というテーマは従来から存在します、燃費(つまりCO2低減)を追求するなかで従来は手を着けていなかった領域、対策があまり進まずに残ってしまっていた領域が「冷却損失」です。まずは、「そもそも冷却損失とは何なのか?」を、一般的なガソリンエンジンの内部温度をもとにわかりやすく説明しています。

「ただ冷やせばいい」時代は終わり、パートごとの温度管理が必須になってきました。いま、エンジンの温度管理は高度な「システム化」へと向かっています。その最新事情を英国の老舗エンジニアリング会社であるリカルドに訊きました。リカルドのサーマルマネジメントのスペシャリストである、セドリック・ルオ博士に電話取材を行ない、それをもとに解説しています。

 搭載する車両の重量や要求される出力、エンジンルーム内の空間サイズなど、 市販車用エンジンの設計には、ただ熱効率の理想を追い求めることはできない難しさがあります。 現状、熱効率のトップランナーであるトヨタのA25A系エンジンをはじめ、ホンダ・L15B、ニッサン・VD30DDTT、スバルFA24DITなど、現代の乗用車ガソリンエンジンが何を優先して全体の効率を高めているか
を探ります。

 特集以外では、学生フォーミュラ日本大会2019を徹底取材。海外含む、89チームがエントリーした今大会は、EV化したフォーミュラカーの参戦が増えたの特徴です。ここ最近の学生フォーミュラの傾向や、実力上位校のメカニズム解説を行なっております。

 また、IAA(フランクフルト・モーターショー)でワールドプレミアされた、ポルシェ初のフル電動スポーツカー「タイカン」に採用されているテクノロジーを掲載しています。ぜひご購入ください。

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