日本製鉄は、構造設計提案や部分構造(モジュールレベル)の衝突性能評価などに取組み、Bピラーへの2.0 GPa級のホットスタンプ鋼板の適用を実現した。これにより、軽量化、衝突安全性能向上、およびライフサイクルでの温室効果ガス排出量の削減を可能にする。
日本製鉄は、先進的な素材開発に加え、素材性能を最大限に引き出すための部品構造やその構造を具現化する加工技術、評価技術の開発を進め、自動車車体の軽量化や安全性能向上を実現し、カーボンニュートラルの時代に対応した次世代鋼製自動車コンセプト“NSafe-AutoConcept(以下、NSAC)”を提案している。
今回採用された2.0 GPa級のホットスタンプ鋼板や構造設計提案、部分構造の衝突性能評価はNSACを構成する技術群の一部であり、今後更なる追求が進められる。