ヤマハ発動機がIHI原動機向け電動モーターユニットの試作開発を受託。海上タグボート用推進装置へ用途を拡大

ヤマハ発動機が、IHI原動機からタグボート用Z形推進装置向けに、業界最高クラスの出力密度を実現する電動モーターユニットの試作開発を受託したことを発表した。

ヤマハ発動機は、2020年より四輪車をはじめとするモビリティ向け電動モーターの試作開発を受託しているが、海上のタグボート用Z形推進装置向けは今回が初めてとなる。IHI原動機が現在開発を進めている電動推進装置へこの電動モーターユニットを活用することで、従来の内燃機関直結式と比べて高効率な推進装置を実現し、環境負荷の低減を実現する。

試作開発受託にあたっては、モーターサイクルをはじめ幅広い製品群に柔軟に対応してきた鋳造・加工・組立を中心とした生産技術、試作設備等が活用され、顧客要望に沿った試作モーター開発が短期間で進められる。また、ヤマハ発動機においては、2021年に見直した「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」の目標達成に向けて、二輪・四輪車だけでなく、マリン製品や他の製品へも電動モーターの活用拡大が進められていく。

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