豊田合成が次世代の太陽光発電システムに強みを持つ「エネコートテクノロジーズ社」に出資

薄型・軽量・柔軟で発電効率の高いペロブスカイト太陽電池
豊田合成は、次世代の太陽電池の独自技術に強みを持つエネコートテクノロジーズに出資したことを発表した。薄型で曲面設置も可能なシート型パネルによる太陽電池に期待が高まる。

薄型の太陽光発電パネル

エネコートテクノロジーズ社は、薄型で発電効率も高い「ペロブスカイト太陽電池」を開発する京都大学発のスタートアップである。既存の太陽電池よりも柔軟性が高いため曲面などにも搭載しやすく、低コストで高効率な発電が可能なことから、今後普及が期待されている。同社は、実用化に向けて技術課題となっている耐久性の向上などに取り組んでいる。

今後、両社の材料や生産技術に関する知見を組み合わせ、ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた開発が共同で進められていく。将来的には、豊田合成が開発中の電子技術を活用した製品や自動車部品への適用なども検討されるという。

■エネコートテクノロジーズ社の概要

社名エネコートテクノロジーズ
所在地京都府久世郡久御山町佐古外屋敷43番地の1
代表者代表取締役 加藤 尚哉
設立2018年1月
資本金9,000万円

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