明電舎、電池充放電装置「HJ-Neo」を販売開始。省スペース化に寄与する小型・軽量モデル

明電舎の子会社である明電北斗は、11月下旬より電池の評価用機器である電池充放電装置システムの最新機種「HJ-Neo」を販売開始することを発表した。本製品は、電池の基礎研究・開発や寿命試験・評価試験を含む、幅広い測定に対応する電池充放電装置である。電気自動車の普及に伴い、電池研究・試験市場が急速に拡大する中、本製品は電池メーカーや材料メーカーでのセル電池の研究開発に適用される。

製品の特長

明電北斗はこれまでも、電池充放電装置「HJシリーズ」を販売していたが、今回、同時に測定できるサンプル数を従来機種の8チャンネル/台から16チャンネル/台に倍増したモデルを開発した。1台のパソコンシステムにつき、最大1600チャンネルまで増設できるため、多チャンネルでの同時試験や多彩な電池特性試験のデータ解析において、特に強みを発揮する。また、電流応答時間は300μs以下とし、高精度化も実現している。

電池の充放電状態の正確な把握は、過充電・過放電の危険性防止や適切な電池容量の選定によるコスト削減につながるため、その評価用機器にも高精度化が求められている。 本製品は1Aモデルのみの機種展開となっているが、今後のラインアップ拡充も含めて、より魅力ある製品開発が進められていく。

  • 一人でも持ち運びが可能な20kg以下に質量を抑えた軽量・小型モデルのため、運搬が容易。
  • 一度の計測で多くのチャンネルを必要とされるお客様も設置スペースの圧縮ができるとともに、1台当たりのチャンネル単価低減にも貢献。(ラック1つに6台を搭載可能)

【96チャンネルで計測する場合】

従来機種:8チャンネル × 12台(=2ラック)
本製品 :16チャンネル × 6台(=1ラック)

  • 300μs以下の電流応答時間としており、高精度・高確度での測定を実現。
  • 充放電制御・計測に数多くの納入実績を持つ「HZ-Proシリーズ」の分析アプリケーションソフトHoktnet Station(ホクトネットステーション)を採用。

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