電池からPHEVへ BYDオートの戦略転換が自動車業界を変える[自動車業界60秒ブリーフィング]

BYDオートの車両は日本車との類似点が多いが、細部においてはリヤの接地感の不足や中間加速のゆるさなど、気になる点が存在する。駆動制御系についても、電池性能や熱管理系統の問題からか、加速時の力感が不足していると感じられた。一方、BYDオートのPHEV「宋Plus」については、その出来栄えが良いと評価されており、PHEV分野でのBYDオートの強みが示されている。

電池メーカーとしてのバックグラウンドを持ち、電池技術には強いが、制御技術についてはまだ改善の余地があると指摘されている。しかし、PHEVの分野では成功を収めており、他の自動車メーカーもこれに続いてPHEVへの参入を進めている状況だ。

当初は模倣から始まったが、研究開発を重ね、短期間でPHEVを開発するなど、目覚ましい進化を遂げている。特に、トヨタやマツダの内燃機関を徹底的に研究し、高い正味熱効率を実現したICEの開発は、リバースエンジニアリングの成果と言える。

詳細を読む→中国人ジャーナリストと話したこと

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