今回、軽量化に成功したホースは、横浜ゴムの独自技術を駆使して開発したゴム・樹脂ポリマーアロイ※を用いることで、柔軟性、耐熱性といったゴムの特性を活かしながら、樹脂の高いガスバリア性によって従来比50%の大幅な軽量化を実現している。また、ホースを製造する際、多量の熱を使う加硫が不要のため、カーボンニュートラル達成に貢献する。
同社はホースと配管を一体化した設計・評価を強みとしており、様々な顧客要求、配管レイアウトに対応することが可能。配管についてはオール樹脂化を進め、ホースと配管の組み合わせでも大幅な軽量化を実現する。今後は実用化に向けた開発を継続しながら、他の自動車配管への参入も目指す。
※ 海相が樹脂で構成され、島相がゴムで構成される海島構造体。