帝人:韓国のセパレータ工場でカーボンニュートラルに向けた取り組みを開始

帝人グループで、韓国においてリチウムイオン二次電池用セパレータを製造販売しているテイジン・リエルソート・コリア(TLK)は、2022年3月よりカーボンニュートラルに向けた取り組みとして、工場内での使用に再生可能エネルギー由来の電力を導入するとともに、ガスについてはカーボンオフセット(*)を実施する。
(*) カーボンオフセット:企業などが、削減困難な自らのCO2排出量を、植林や森林保護などの活動や、水力・風力などの再生可能エネルギーの導入により、削減・吸収された温室効果ガスをクレジットとして取引することで排出量を埋め合わせること。

このたびTLKが導入する電力は、韓国再生可能エネルギー政策(K-RE100)の1つであるグリーンプレミアムを活用することにより韓国電力公社から供給される再生可能エネルギー。太陽光や風力、水力など自然由来の電力であることから、エネルギー生産に際してのCO₂排出はほとんどない。TLKは当初、1年間に使用する電力の約30%相当を導入し、その後さらに割合を高めて、2025年には全量を再生可能エネルギーとすることを目指す。

一方、TLKは工場内でのガス使用によるCO₂排出量については、それを相殺するためのカーボンオフセットの実施に向け、世界の再生可能エネルギープロジェクトにより生み出されたCO₂排出削減効果を、三井物産株式会社を通じてクレジットとして購入することとしている。今般はTLKが使用するガスの約1年分相当を購入し、今後も継続することにより、カーボンニュートラルの取り組みを推進していく。

キーワードで検索する

著者プロフィール

Motor Fan illustrated編集部 近影

Motor Fan illustrated編集部