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デンソーテンは、トヨタと共同でスピーカー周辺のボディ形状などを最適化させ、スピーカー駆動時の不要振動を低減することで、雑味の無いクリアな音を追求した。10個のスピーカーと、当社独自のデジタル信号処理技術を搭載した8chフルデジタルClass-Dアンプから成るハイレゾ対応※1のサウンドシステムで、従来のコンセプト「原音に対して正確な音の再生+立体空間再生」を更に進化させ、「雑味の無い上質さ+車室外まで広がるようなゆとりの音空間」を目指し開発された。
車両ボディ・内装構造の最適化による、不要振動の低減
スピーカー駆動によって発生する周辺部品の不要振動を見える化するために、振動シミュレーション技術を開発。車両の3Dモデルで不要振動を解析した結果をもとに、トヨタと共同で、サウンドシステムの性能を最大限に引き出せるように車両ボディ/内装形状を最適化している。
車室内特有の音の乱れを補正し、心地よい響きを付与することで、リスニングルームのような音空間を再現
高性能DSPにより、①車室内で発生する不要なガラス反射やドア振動などによる音の乱れを信号処理で制御・補正し、元の音源をより正確に再現する。加えて、②リスニングルームで音楽を聴いた時の反射音を到来方向まで忠実に車室内で再現することで、車室外まで広がるような心地よい音空間を実現した。
その他の技術
・独自形状の振動板・エッジ設計でスピーカーの剛性や振幅対称性を向上し、原音に対して正確な音を再生
・ハイレゾの良さを活かす高性能マスタークロック搭載※2
・アンプ筐体の刷新による対ノイズ性能向上・高剛性化で、音質を大幅に改善
※1 クラウン(クロスオーバー)向けのデンソーテン製新世代サウンドシステムは、日本オーディオ協会の“Hi-Res Audio”に認定された製品。
※2 マスタークロック:デジタル信号処理の心臓部。デジタル機器はクロックを基準にして一定の周期を持って回路が動作する。