豊田合成、「人とくるまのテクノロジー展 2023」に出展

豊田合成は、5月24日から3日間、パシフィコ横浜(横浜市)で開催される「人とくるまのテクノロジー展2023」に出展することを発表した。同社は、社会的に関心の高まる電動化に対応した製品・技術やカーボンニュートラルへの取り組みなどを紹介する。

主な展示品

電動化技術ではFCEV(燃料電池自動車)用の商用車向け「大型高圧水素タンク」や、BEV(電気自動車)に対応した「フロントパネル」が展示される。また、カーボンニュートラル対応として、「製品のライフサイクル(原材料調達、生産~リサイクル・廃棄)でのCO₂削減」の取り組みを紹介する。

1. 電動化への対応

【初展示】「大型高圧水素タンク

FCEVの主要部品の1つで、水素を高圧(約700気圧)で圧縮して効率的に貯蔵する。乗用車向けより約8倍の水素の充填が可能で、今後拡大が見込まれる輸送トラックなどの商用車向けとされている。

【初展示】「BEV対応フロントパネル」

新たな車の顔となる樹脂製パネル。先進運転支援システムを支えるミリ波レーダやLiDARの「透過機能」と、BEVらしい先進的な「意匠性」に加え、一定期間で所有者が変わるサブスクリプションサービスでの利用を想定したカスタマイズ要素を提案する。

2. カーボンニュートラルへの対応

「製品のライフスタイルを通じたCO₂・廃棄物低減」

再生プラスチック100%の外装部品
(ラジエータグリル)

「バイオ素材」や「リサイクル樹脂材」を用いた自動車部品(開発品)、豊田合成の独自技術を用いた「ゴムのリサイクル技術」などが展示される。

 

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