ブリヂストン、新たなプレミアムを実現する「ENLITEN」搭載の「REGNO GR-XⅢ」を2024年2月発売

ブリヂストンは、静粛性・乗り心地・運動性能などタイヤに求められる基本性能を進化させることで、深みを増した空間品質と磨き抜かれた走行性能を提供する乗用車用プレミアムブランド商品「REGNO GR-XⅢ」(レグノ ジーアール クロススリー)を 2024 年 2 月より発売する。

「EV 時代の新たなプレミアム」と位置付ける商品設計基盤技術 ENLITEN🄬※1 を国内市販用乗用車向けタイヤとして初搭載。モノづくり基盤技術「BCMA」※2 と融合し、タイヤ性能とともに環境性能を高レベルで両立することで、持続可能な社会実現への貢献、顧客価値・社会価値を提供していく。発売サイズは51サイズが用意され、そのうち26サイズは2024年2月、25サイズは2024年3月に発売される。

新商品「REGNO GR-XⅢ」は、1981 年の登場以来一貫して提供してきた「REGNO」ブランドの価値であるGREAT BALANCEを、「ENLITEN」技術を搭載することで新たな次元へ進化させ、”新たな REGNO FEELING”の提供を可能としている。「REGNO」のコア・コンセプトである静粛性に加え、ハンドリング性にもエッジを効かせることで、“静か、やわらか、安らか、気持ちよい、滑らか”という”REGNO 史上かつてない空間品質”と”質の高い乗り味”を両立した新しい”REGNO FEELING”を「ENLITEN」による「究極のカスタマイズ」※3 で実現している。ブリヂストンは、顧客により深みを増した空間品質による静粛性や、磨き抜かれた走行性による走りそのものを楽しむことを体感いただけるものと考えており、国産車はもちろんのこと、輸入車や BEV(バッテリー式電気自動車)といった幅広い車種に“新たなREGNO FELLING”の価値が提供される。「REGNO GR-XⅢ」はブリヂストンの考えるプレミアム商品として提供される。

この「ENLITEN」による「究極のカスタマイズ」を支えているのが、モノづくり基盤技術「BCMA」だ。「BCMA」により、一件一葉ではなくタイヤ部材のモジュールを異なる商品間で共有することにより開発・サプライチェーンを効率化し、開発・生産におけるアジリティを向上させつつ、コストの最適化や環境負荷の低減が実現されている。このモジュール自体も、「ENLITEN」によりエッジを効かせた性能を発揮できるように独自に進させている。加えて、環境性能については従来品同等の低燃費性能に加えて、ISCC PLUS 認証※4 に基づいたマスバランス方式※5 によって再生資源や再生可能資源を原材料の一部(合成ゴム)に用いるなど、カーボンニュートラル化およびサーキュラーエコノミーの実現に貢献している。

【注釈】

※1 「ENLITEN」は、従来のタイヤ性能を向上させた上で、タイヤに求められる多様な性能をお客様ごと、モビリティごとにカスタマイズする商品設計基盤技術。顧客に寄り添い、タイヤへのニーズやウォンツを叶えるだけでなく、顧客をインスパイアさせる性能にエッジを効かせ、顧客が想像もしえない新たな価値を「究極のカスタマイズ」で実現する。

※2 モノづくり基盤技術「BCMA(Bridgestone Commonality Modularity Architecture)」
タイヤを構成するモジュール(部材)を3つに集約し、異なる商品間で共有することで、開発・生産を含むサプライチェーンをシンプル化。開発・生産におけるアジリティを向上させながら、コストの最適化や環境負荷の低減を実現する。革新材料・構造によってモジュールを進化させ「究極のカスタマイズ」を支える。

※3 当社製品内において、「ENLITEN」技術により市場・地域毎にタイヤ性能をカスタマイズすることを表す。また「究極」とは企業としての目標を指す。

※4 ISCC(International Sustainability and Carbon Certification:持続可能性および炭素に関する国際認証)が展開する認証制度。再生可能資源由来の原材料や再生資源由来の原材料を用いた製品を対象とし、サプライチェーンを通じたトレーサビリティに関する要求事項に準拠しているかどうか審査のうえで認証される。

※5 原材料から製品への加工・流通工程において、特性の異なる原料(例:バイオマスなど再生可能資源由来の原材料と石油由来の原材料)が混合される場合に、ある特性を持つ原料の投入量に応じて生産する製品の一部にその特性を割り当てる手法。

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