ホンダ、米国・カナダの生産拠点が優れたエネルギー効率によりENERGY STAR認証を取得

ホンダの米国およびカナダのすべての自動車工場拠点は2050年までにカーボンニュートラルを達成するという世界的な目標を含む同社の「ゼロへのトリプルアクション」アプローチに向けて取り組み、卓越したエネルギー効率に対する2023年米国環境保護庁(EPA)のENERGY STAR認証を取得した。

ホンダは、「Triple Action to Zero」というアプローチを通じて、2050年までに環境負荷をゼロにするというグローバルな目標に取り組んでいる。このアプローチには、すべての製品と企業活動におけるカーボンニュートラルの達成、再生可能エネルギーの100%利用、製品を原材料に戻し再加工することで100%持続可能な素材を活用し、その素材を新たな製品づくりに再利用する資源循環などが含まれている。

ホンダは、グリーンファクトリーへの取り組みを通じて、水使用、エネルギー使用、廃棄物、排出物など、製品製造が環境に与える影響に総合的に取り組んでいる。ホンダの自動車生産における1台あたりのCO₂排出量は、過去10年間で39%削減された。また、2001年以来、廃棄物の埋め立てを90%削減し、ほぼゼロを達成している。

さらに、オハイオデータセンターと北米品質センターの2つのホンダ支援施設も2023 ENERGY STAR認証を取得した。今回の認証取得は、オハイオデータセンターにとっては6件目、北米品質センターにとっては5件目となる。ENERGY STAR認証は、生産単位あたりの使用エネルギーに基づき、エネルギー性能に関して全米の全工場の上位25パーセントの工場に授与される。さらに、ホンダ・オブ・カナダ工場も自動車工場とエンジン工場で2023年に4度目の受賞を果たしている。

 

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