ホンダアクセスのモデューロXの実効空力技術がもたらす旋回性能と乗り心地の向上[自動車業界60秒ブリーフィング]

ホンダアクセスが開発し、モデューロXシリーズに採用している「実効空力」技術は、フロントバンパーに特化したエアロデバイスを通じて車両の旋回性能、直進安定性、そして乗り心地を顕著に向上させる。この技術は、車体のリフトを前後でバランス良く下げ、中高速域での垂直荷重を空力により増大させることでグリップ限界を高め、操舵レスポンスと外乱の収れん性を向上させる。さらに、ロールやピッチを抑えることで直進安定性とリニアなハンドリングを実現する。

サーキットでの体感テストでは、実効空力を搭載したモデューロXは、コーナリングや段差通過時において、挙動の安定性と乗り心地の向上が明らかにされた。フロントバンパーのみをベース車のものに換装したモデューロXでは、操舵時の正確性が低下し、隘路や段差通過時の挙動が不安定になることが確認された。これに対し、フル装備のモデューロXでは、操舵の正確性が向上し、バンプの乗り越え時の車体の姿勢変化の収束が早く、オーバーステアの予兆がなく、ショックが大幅に低減された。

詳細を読む→ホンダアクセス・モデューロXの「実効空力」を体感 フロントバンパーの形状で旋回性能、直進安定性、乗り心地が大きく変わる

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