堀場製作所グループ、ホリバMIRA社がEuro NCAP 衝突安全性能(Passive Safety)認定を取得

堀場製作所は、同社のグループ会社であるホリバMIRA社(英国)は、Euro NCAP※1(欧州新車アセスメントプログラム)における衝突安全性能(Passive Safety)の認定を取得したことを発表した。 ホリバMIRA社は、自動車安全性の評価規格であるEuro NCAPに対応する施設拡充を進めてきた。ホリバMIRA社の試験エンジニアリングは、市場から高い評価を受けており、Euro NCAPでは次の規格を定める実証実験プログラムの検討に参画するほどの信頼を得ている。また、同社が保有する車両試験設備を活用して、複数の車両属性を考慮しながら車両開発ができるため、開発にかかる工数・コストを削減しつつ期間短縮できることが強みとされている。
衝突安全性能(Passive Safety)試験施設の外観

Passive Safetyの領域においては、既存の衝突試験施設をMPDB衝突試験※2ができる英国初※3の施設へと拡張した。認定取得により、衝突安全性能評価における車両エンジニアリングサービスを強化する。同社の優れた車両エンジニアリングと試験エンジニアリングとを合わせた包括的なコンサルティング力で、グローバルに拡がる顧客の多様なニーズに応じた車両開発プロセスを提案し、工数・コストの削減ならびに開発期間短縮に貢献する。

また、衝突安全性能と2023年に取得した予防安全性能(Active safety)の両認定を取得することで、ホリバMIRA社は完成車を拡販する上で重要な安全性の証明をする役割を担う。高い安全性をめざした車両エンジニアリングを提供し、顧客のブランド力向上と車両の販売拡大につながる付加価値の高い開発支援サービスを提供していく。

背景・目的

Passive Safetyの領域においては、既存の衝突試験施設をMPDB衝突試験※2ができる英国初※3の施設へと拡張しました。認定取得により、衝突安全性能評価における車両エンジニアリングサービスを強化します。同社の優れた車両エンジニアリングと試験エンジニアリングとを合わせた包括的なコンサルティング力で、グローバルに拡がるお客様の多様なニーズに応じた車両開発プロセスを提案し、工数・コストの削減ならびに開発期間短縮に貢献します。

また、衝突安全性能と2023年に取得した予防安全性能(Active safety)の両認定を取得することで、ホリバMIRA社は完成車を拡販する上で重要な安全性の証明をする役割を担う。高い安全性をめざした車両エンジニアリングを提供し、顧客のブランド力向上と車両の販売拡大につながる付加価値の高い開発支援サービスを提供していく。

今回の衝突安全性能認定の取得により、2023年に取得した予防安全性能認定とあわせ、欧州に拠点を持つ自動車メーカーから、グローバルに創出されるスタートアップまで、衝突安全性能評価における車両エンジニアリングサービスを強化し、Euro NCAPに対応する車両開発を包括的に支援する。

Euro NCAP

Euro NCAPは欧州の自主的な自動車安全性能評価プログラムだ。1996年に設立され、欧州各国の政府や自動車工業会など16のメンバー、11の試験機関が加盟している。スローガン “For Safer Cars(より安全な車のために)“のもと、消費者に対し、乗用車の安全性能に関する信頼性の高いタイムリーな情報を提供することを目的に、販売されている新車の安全性能を評価している。Euro NCAPの評価は市場での信頼性が高く、自動車保険料率を決める指標にもなることから、消費者が新車を購入する際の判断材料の一つにもなっている。そのため、自動車メーカーにとってEuro NCAPで最高の評価を得ることは、より安全性の高い車を提供できるブランド力を市場に示すとともに、車両の販売拡大につながる足掛かりにもなる。

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