タイカ:αGELによる放熱(熱対策)製品のラインアップを拡充

多機能素材「αGEL」を開発・製造・販売するタイカは、αGEL製品の放熱(熱対策)ラインアップを従来の2製品群7品目から5製品群78品目に拡充、柔軟性を生かしつつ20W/mKという非常に高い熱伝導率を実現した。

 昨今の成長著しい半導体業界や、CASEへの変革が進む自動車業界などで、電子部品に対する熱マネジメントの重要性が非常に高まっている。タイカは、それらの市場・顧客からの高い要望事項に応えるために、高い熱伝導率と信頼性を持つ放熱(熱対策)製品のラインアップを拡充した。αGEL(アルファゲル)とは、タイカが独自に開発した非常にやわらかいゲル状素材。20W/mKという高い高熱伝導率を実現し、-60℃~200℃という幅広い温度範囲での使用も可能。 EMI(電磁波がノイズとして電子機器などに影響を与えること)対策品や両面テープ、ノンシリコーンタイプを揃えることで幅広い要求にも対応可能。

商品の特長

シート状
 発熱体とヒートシンクなどの冷却部品の隙間に入れ、空気溜まりを除去するシートタイプの放熱材。20W/mKという高い熱伝導率とαGELの並外れた柔らかさを持ち、密着性・追従性に優れているため、高い放熱効果を発揮し、基板や素子への負荷も低減する。

液状
 発熱体に充填・塗布し、ヒートシンクなどの冷却部品との小さな隙間を埋めることができる液状タイプ(グリース、 パテ、 2液硬化)の放熱材。分子構造を制御することで、垂れにくく、気化しにくいため、長期的に安定した放熱効果を発揮する。

EMI対策品
 電子部品に貼り付けるだけで、EMI対策と放熱を両立できるタイプの放熱材。高い熱伝導率と電磁波吸収特性で、熱と電磁波ノイズ(EMI)の課題を一挙に解決する。

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