連載

清水和夫×高平高輝クロストーク

合成燃料完成=ICE車生き残りOK♪じゃ~ない!

清水和夫さん(左)と高平高輝さん(右)

2026年1月1日から4日間連続で公開された、国際モータージャーナリスト・清水和夫さんとモータージャーナリスト・高平高輝さんによるMF.jp恒例『クロストーク』を読み逃した方、注目です!
今回の話はサスティナブルな合成燃料の話をメインテーマに、F1・2026問題、アフリカ・EU・アメリカ・中東・中国・アジア…の勢力図から大トルクディーゼル、BEVの未来、そして面白エンジン、新アイデア技術…etc.と、4回のクロストークでお2人+編集部とが大討論!?(実は和気あいあいと!)しました。その熱きクロストークを振り返ってみたいと思います。

F1 2026以降問題と話題の合成燃料にも課題はたくさん! その1.【合成燃料に課される問題~清水和夫×高平高輝クロストーク】

F1 2026以降問題と話題の合成燃料にも課題はたくさん! その1.【合成燃料に課される問題~清水和夫×高平高輝クロストーク】 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

F1もハイブリッドになる今、V8採用の噂やブレーキにも異変が? 清水:この前、FIAの会長(モハメド・アフマド・スルタン・ビン・スライエム[Mohammed Ahmad Sultan Ben Sulayem]/アラブ首長 […]

https://motor-fan.jp/article/1362254/
スーパー耐久シリーズでトヨタが取り組む液体水素GRカローラ

FIA会長のビン・スライエムが来日した際、将来のF1は合成燃料を使ったV8エンジンを目指したいとの非公式発言があったそうだ。2026年からF1はハイブリッド化されるが、しかしそれは暫定的で、以降はV8回帰案なるものが浮上。マクラーレンやフェラーリは賛成する一方、ホンダやメルセデスなどOEM勢は慎重姿勢。F1新レギュレーションでは回生ブレーキ比重が高まり、リヤブレーキ縮小による安全性やレースの単調化を懸念する声も出ているそうだ。

トヨタF1本格再参戦は…あり?

こうした流れの中、V8化?が実現すればトヨタの本格再参戦の可能性も噂の域を脱しない!?

水素が眠っている、美しい白馬八方尾根 Hakuba Happo-one (PHOTO:Hakuba Happo-one Instagram)

また合成燃料普及の鍵は水素で、日本各地にも存在が示唆される「ホワイト水素」が実用化されれば、燃料価格低下とエネルギー構造転換につながる可能性がある…カモ。

大トルクディーゼルとEVが世界を救う? PHEVのエンジンは重たいだけのスペアタイヤ? ルークスがヤバいほど素敵♪ その2.【合成燃料に課される問題~清水和夫×高平高輝クロストーク】

大トルクディーゼルとEVが世界を救う? PHEVのエンジンは重たいだけのスペアタイヤ? ルークスがヤバいほど素敵♪ その2.【合成燃料に課される問題~清水和夫×高平高輝クロストーク】 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

気持ちイイ大トルクディーゼルか静かな大トルクBEVか? 清水:オレが最近、テストで毎日のように乗っているのがマツダCX-60、550Nmのディーゼル。オレが欲しいクルマっていうのは、トルキーで400Nm以上、そして静かで […]

https://motor-fan.jp/article/1362283/
大トルクが楽しいマツダCX-60で北海道の大地を清水さんがドライブ!

クルマの「気持ち良さ」って? 清水和夫さんは静かで大トルクな走りこそ価値だとし、550Nmを誇るマツダCX-60ディーゼルやEVの完成度を高く評価している今日この頃。燃費重視のハイブリッドより、ディーゼル、EV、シリーズハイブリッドの乗り味が優れると指摘している。

大トルクが楽しいマツダCX-60は現在、清水さんが長期テスト中だ
大トルクが楽しいマツダCX-60は現在、清水さんが長期テスト中だ

一方、カーボンニュートラル燃料が普及しても、出力特性が変わらない限りICEの魅力は復活しないとし、エンジンは「主」ではなくモーターを支える「従」になるべきだと日々思っているそう。PHEVでは日常ではほぼ使われないエンジンが“高価なスペアタイヤ”化しており、将来的にEVへ一気に傾く転換点が来る可能性も。

さらに日産はe-POWERを軸に再挑戦し、ルークスなど乗り味重視の開発が試乗をした清水さんのお気に入り。トヨタ、日産、ホンダの戦略差が今後の勢力図を左右する?

新アイデアが超面白い! フェラーリ楕円ピストンは何のため? ゲジゲジみたいな逆ロータリーエンジン? 星型24気筒エンジンも! その3.【合成燃料に課される問題~清水和夫×高平高輝クロストーク】

新アイデアが超面白い! フェラーリ楕円ピストンは何のため? ゲジゲジみたいな逆ロータリーエンジン? 星型24気筒エンジンも! その3.【合成燃料に課される問題~清水和夫×高平高輝クロストーク】 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

フェラーリ12気筒楕円ピストンって? 清水:前回のディーゼルがいいねって話なんだけど、2026年に発売される新型CX-5はディーゼルがなくなっちゃうんだよね。新しく4気筒のディーゼルを作るにはもう一度、一から燃焼室を作り […]

https://motor-fan.jp/article/1362397/
フェラーリ楕円ピストンって?

フェラーリが特許を取得した12気筒用「楕円ピストン」、これは全長を短縮でき、ハイブリッド化を前提に12気筒をサスティナブルに存続させる狙いがあるのか?と想像。何のための楕円ピストンなのか、またその可能性を探っている。

カーボンニュートラル燃料時代には燃費制約が緩み、大排気量でトルク重視のエンジン設計が可能になるが、課題は車両パッケージ上の小型化、その解として楕円ピストンが再浮上するのかも、と想像。単に「燃料がCNだからエンジン存続」ではなく、新しい性能要求とパッケージングから生まれる革新的エンジンこそ重要で、日本や欧州が得意とする分野だと清水さん。

モーターファンイラストレーテッドに掲載されたリキッドピストンエンジン…なんだコレ?

他にもリキッドピストンエンジンなる逆ロータリーエンジンを開発している方もいたり、まだまだエンジンにも新アイデアが生まれているのが素晴らしい!

燃料が変わればエンジンも変わる! ホンダがロケット開発すれば熊もいなくなる!? その4.【合成燃料に課される問題~清水和夫×高平高輝クロストーク】

燃料が変わればエンジンも変わる! ホンダがロケット開発すれば熊もいなくなる!? その4.【合成燃料に課される問題~清水和夫×高平高輝クロストーク】 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

全世界のエンジニアを集めてアイデアを出し合う「エンジンフォーラム」ってどう? 清水:シリーズハイブリッド的にエンジンが“従”でモーターが“主”になると、エンジンは発電用だけならDOHCも要らないんじゃないか、OHVでもい […]

https://motor-fan.jp/article/1362418/
ホンダが北海道広尾郡大樹町で開発中のロケットを上げて自動で戻るという離着陸実験に成功! その音に熊もビックリ!?

モーターが「主」、エンジンが「従」となるシリーズハイブリッド時代には、高回転型DOHCなどの高性能エンジンは必要なく、発電特化のシンプルなエンジンでも成立し得るとして、世界中の技術者が自由にアイデアを出し合う「エンジンフォーラム」やっちゃえば?と清水さん。

ジャパンモビリティショー2025にて、ホンダジェットとロケットの競演

話題は常温核融合や量子コンピュータ、超伝導、軌道エレベーター!?といった次世代技術にも及び、エネルギー問題が根本から覆る可能性も。さらにホンダのロケット再使用実験成功を例に、ホンダや日産に根付く「勝算がなくても挑む」技術者文化を清水さん、高平さんともに大評価。

一方で日産は台数主義に傾いた経営の歪みが現在の混乱を招いていると指摘。新エクストレイル発表前の在庫放出など、戦略のちぐはぐさが象徴的事例として語られた。

清水和夫さん(左)と高平高輝さん(右)

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2026年スタートと同時に4回に渡りお届けした、合成燃料をメインテーマに繰り広げられた今回のクロストーク。いかがでしたか? お正月に読み逃しちゃった方、読んだよ~という方も、再度読み直してみてください!

国際モータージャーナリスト・清水和夫さん

【清水和夫プロフィール】
1954年生まれ東京出身/武蔵工業大学電子通信工学科卒業。1972年のラリーデビュー以来、N1耐久や全日本ツーリングカー選手権、ル・マン、スパ24時間など国内外のレースに参戦する一方、国際自動車ジャーナリストとして活動。自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆し、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。自身のYouTubeチャンネル「StartYourEnginesX」では試乗他、様々な発信をしている。2025年も引き続き全日本ラリー選手権JN-Xクラスに「SYE YARIS HEV」にて参戦、シリーズクラス2位を獲得した。

【高平高輝プロフィール】
大学卒業後、二玄社カーグラフィック編集部とナビ編集部に通算4半世紀在籍、自動車業界を広く勉強させていただきました。1980年代末から2000年ぐらいの間はWRCを取材していたので、世界の僻地はだいたい走ったことあり。コロナ禍直前にはオランダから北京まで旧いボルボでシルクロードの天山南路を辿りました。西欧からイラン、トルクメニスタン、ウズベク、キルギス、そして中国カシュガルへ、個人では入国すら難しい地域の道を自分で走ると、北京や上海のモーターショー会場では見えないことも見えてきます。モータージャーナリスト清水和夫さんをサーキットとフェアウェイ上で抜くのが見果てぬ野望。

モータージャーナリスト・高平高輝さん

高齢者ドライバーに告ぐ!ラリーと麻雀はボケ防止に最高のトレーニング♪ その1.【クルマ好き高齢者のラストマイル~清水和夫×高平高輝クロストーク】

国際モータージャーナリスト・清水和夫さんとモータージャーナリスト・高平高輝さんによるMF.jp恒例クロストーク。今回のお題は「終のクルマで楽しむ~クルマ好き高齢者のラストマイル~」! 生涯現役クルマ好き高齢者代表(!?)、御年71歳の清水さんのカーライフも参考にその1.をお届けです。 TALK:清水和夫(Kazuo SHIMIZU)、高平高輝(Kouki TAKAHIRA)/PHOTO:StartYourEnginesX、清水 和夫、大橋 俊哉(Toshiya OHASHI/モーターファン.jp)/ASSIST:永光やすの(Yasuno NAGAMITSU)

高齢者のクルマ選び&クルマ遊び、その時あなたは何に乗る? 本田宗一郎は何をした? その2.【クルマ好き高齢者のラストマイル~清水和夫×高平高輝クロストーク】

国際モータージャーナリスト・清水和夫さんとモータージャーナリスト・高平高輝さんによるMF.jp恒例クロストーク。今回のお題「終のクルマで楽しむ~クルマ好き高齢者のラストマイル~」をお届けしています。その1.では業界人らしくワンデーレースやラリーをおススメ、そしてボケ防止には麻雀! 今回のその2.ではどんな話題に!? TALK:清水和夫(Kazuo SHIMIZU)、高平高輝(Kouki TAKAHIRA)/PHOTO:清水 和夫、前田 惠介(Keisuke MAEDA)、大橋 俊哉(Toshiya OHASHI/モーターファン.jp)、StartYourEnginesX、三栄 世界の自動車オールアルバム2025、名車アーカイブ メルセデス・ベンツSLのすべて/ASSIST:永光やすの(Yasuno NAGAMITSU)

連載 清水和夫×高平高輝クロストーク

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サスティナブル燃料でエンジン車の世界はどうなる? ディーゼルやEVの大トルクは和夫の好物♪ 2026年頭の濃い~読み物大まとめ!【合成燃料に課される問題~清水和夫×高平高輝クロストーク】

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