TZR50Rの前後ホイールとスイングアームにより、スポーティなルックスへ変身。前後ブレーキもディスク化でき、一石二鳥だ。

まさかの足まわり異色でブレーキもディスク化!

スポーティなカブを作る場合、ブレーキのディスク化はマストのチューニングポイント。専用パーツやカブ系部品の流用で仕上げる方法もあるが、オーナーが選択したのはTZR50Rの足周り移植だ。同系統のホンダ車より安く仕上がるのがメリットとのことで、リヤはスイングアームごと溶接加工して装着。ただ、スプロケットをオフセットする際に加工に失敗し、ホイールを再購入することになった。すべて自力でカスタムするのは楽しい反面、予想外の苦労が痛い出費につながることもある。

フロントフォークをワイド加工し、TZR50Rのホイールを装着。フェンダーの素材は塩ビパイプで、ステーから自作している。
スイングアームごとTZR50Rのリヤまわりを移植し、リヤサスはRFYのツインショック仕様に。ブレーキも同時にディスク化している。

エンジンは社外の125ccだが、ピストンはPCX純正を使用!

エンジンもコストパフォーマンスを重視し、社外125ccへ丸ごと換装。ただし、信頼性を考慮してPCX純正ピストンを組み込み、ミッションはタイカブの4速セミクロスに変更。軽量フライホイールやASウオタニのハイパワーコイルで、性能をしっかり底上げしている。

PCXのピストンを組み込んだ社外125ccエンジンを搭載。タイカブの4速セミクロスミッション、田中商会のアップマフラーを装着する。

フロントフォークは純正ボトムリンクのままワイド加工

カブらしさを残すためレッグシールドはキープし、フレームはダイハツのトニコオレンジメタリックでペイント。フロントフォークは純正ボトムリンクのままワイド加工し、強化スプリングを組み込んだ。以前はヘッドライトの大きさに違和感があったため、小型の二眼LEDライトへ変更し、軽快なマスクに仕上げている。純正エンブレムも際立ち、全体の完成度がさらに高まった。

かつて「モトチャンプ杯ミニバイクレース」への参戦経験もあるという、みたたくさん。そのスピリットが込められたカスタムには、多くの共感が寄せられそうだ。

適度な垂れ角のロボットハンドルで、スポーティなポジションを構築。メーターは電気式の社外品をワイヤー式に変換して使用している。
バックステップはモンキー用を流用。取り付け部を加工し、コントローラブルなポジションに仕上げた。サイドスタンドは調整式。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.18」
■日時:2025年4月13日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)

こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。次回は2026年5月10日(日)開催(場所は同じ)。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!


※こちらの記事はモトチャンプ2025年7月号に掲載されたものです。