速さを追求するモディファイ!

万遍なく手が加えられたゴリラのオーナーはZ改メンバーの中でも20代のヤングライダーだ。日本自動車工業会によると二輪車ユーザーの平均年齢は51歳だそうで、これはZ改でも例外ではない。その中にあって若手が何人もいるのはイチバイク好きの筆者としても嬉しいかぎり!

フロントはGクラフト製ステムにNSR50純正フォークを採用。リヤはXJR1300純正のオーリンズショックを備える。

その愛車を見ていくと先代達が築いたモディファイをトレースしながら自分流にアレンジしている。「走ってナンボ」のチームコンセプトになぞらえて足周りはゲイルスピード製アルミ鍛造ホイールで大径化。近年のモンゴリ系カスタムの主流は8~10インチ仕様に移行している気配だが、バンク角を稼げてハイグリップタイヤが選びやすい12インチ化は走りにおいて大きなアドバンテージが得られる。

“金箔”ペイントも豪華絢爛!

屋台骨のフレームはメインチューブを40mmストレッチさせて安定感を向上。これに合わせてSP武川製テールカウルはパテ盛りして延長している。

その他の外装パーツを見ると往年のキタコ製ビキニカウルやソリッドアップのフェンダーなどに入れ替えており、ブルーパールに自家塗装。光の角度で見え方が若干変化するだけでなく、タンクの“Gorilla”ロゴやサイドカバーの文字などはゴールドリーフ(金箔)で仕上げることでさり気ない高級感を演出している。

レアなSP武川製“TYPE-R”キットを投入!

要となる心臓部はスーパーカブ90をベースにSP武川製キットを組み込む。これは100セット限定の希少な「スーパーヘッド+R TYPE-R」で、チタンバルブやベリリウムカッパーシートリングを採用し、ハンドメイドによるポート研摩などが施されたスペシャル仕様なのだ。

黒いジェネレーターカバーには“Racing”の文字と共に加工や素材が記載。シリンダーヘッドにはシリアルナンバーも刻まれている(93/100)。

またキャブレターも見逃せない。ダウンドラフト形状のミクニTDMRφ32を超ショートなインマニでシリンダー直上に備え、薄型ファンネルを装着。俊敏なスロットルレスポンスを実現し、加速ポンプ付きだから“息つき”もしにくくなっている。これにデイトナ製油圧クラッチ、ヨシムラ製トライコーンマフラーで武装している。

市販品では最長クラスのOVERレーシング製200mmロングスイングアームを装着。リヤブレーキはアグラス製【修正】φ220mmウェーブローターとブレンボ製対向2POTキャリパーのコンビ。

ちなみにオイルクーラーは2基あるがエンジン下のものはじつはダミー。とりあえずルックス重視でパイピングは追々行うそうだ。オイルキャッチタンクはGクラフト製を使用する。

4MINIは若者から年配まで幅広く楽しめる!

若いのに“ツウなカスタム”が施されているのは、やはりZ改の古参による口添えやサポートがあるからだろう。機械加工を仕事にするオーナーは自身でもメーターステーをワンオフするなど特技を駆使してマシンメイクしており、いじって走って、仲間とともに4MINIをとことん楽しめる環境はまさに天国!? 今後はアルミフレームへの入れ替えを検討しているらしく、まだまだカスタム欲は尽きない!

ディテールチェック

鉄板から切り出した自作メーターステーはカウル内にジャストフィット。SP武川製のアナログメーターのほか、温度・電圧・時計を表示するヨシムラ製PRO-GRESS2をセット。
フロントブレーキ、クラッチともにブレンボ製RCSラジアルマスターシリンダー(φ15mm)を装着。レバーレシオは2段階から調整可。ハイスロはアクティブ製を使用。

撮影したのはこのEVENT!

「第24回 4MINIラウンドラリー」
■日時:2026年4月12日(日)

北関東を中心に活動する老舗4MINIチーム「Z改」が主催するイベントは毎回100台以上が参加。ツーリングが主体で、走りを追求したチューンドマシンからフルノーマル車、地面すれすれのローダウン車など様々な4MINIが集結。途中参加、離脱OKのゆる~いスタンスも魅力なのだ! 春秋に開催されているので興味がある人はWEBサイトをチェックしてみよう。
■Z改HP(https://zkai.sakura.ne.jp/)


【モトチャンプ】