リヤタイヤがほぼ車体からはみ出すほどのコンパクトなスタイル。サブフレームに隠れているが、エンジンはデイトナ製DOHCキットを組み込んだ本格仕様だ。

燃料タンク、テールカウル、フェンダーをFRPでワンオフ製作

「すべては自己満足のために」をモットーに、自作技を惜しみなく投入して製作された極太・極低モンキー。車体は驚くほどコンパクトで、ヘッドライトが大きく見えるほどの凝縮感だ。シフトアップ製フロントフォークをショート加工し、Gクラフト製スイングアームはさらに10cm延長してローフォルムを構築している。

フロント4.5J、リヤ7.0Jの8インチホイールに、フロント110/リヤ120サイズの極太タイヤを装着。数値だけ見れば定番の太足仕様だが、このマシンの本質は自作外装にある。燃料タンク、テールカウル、フェンダーをFRPでワンオフ製作。とくに燃料タンクはTMR28キャブをかわすため大きく抉られた造形で、自作ならではの自由度が光る。

メーターの代わりにデータロガーを装備

エンジンはデイトナ製DOHCボアアップキットを組み込んだ124cc仕様。TMR28キャブと組み合わせ、ルックスに見合う加速性能を備える。さらにDrogger製データーロガーを搭載し、Bluetooth接続で速度・回転数・空燃比・油温をスマホ表示。最新技術も積極的に取り入れている。

高性能エンジンゆえメンテナンス性も重視。オイル配管はすべてクイックコネクター化し、管理を容易にした。作って終わりではなく、走らせ続けるための配慮も抜かりない。

Drogger製データーロガーを使い、スマホとブルートゥース接続。速度・回転・空燃比・油温をモニターする。セパハンはハリケーンだ。
エンジン前方とシート左下にオイルクーラーを増設。ホースはすべてクイックコネクター仕様。
リヤタイヤが120サイズになるためダブルアウターボードを使用する。山崎商店は栃木ツインカム三兄弟の異名をもつ仲間の屋号だ。
デイトナ製DOHCボアアップキットによる124cc仕様。クラッチと5速ミッションもデイトナ製で、ツーリングも視野に入れた本格チューンだ。
自作エキパイにOVERレーシング製TTフォーミュラRSマフラーを装着。バランスを考えサイレンサーはショート加工。
自作テールカウルにはLEDストップランプとウインカーを内蔵。ここだけを見るとモンキーとは思えない仕上がりだ。

■撮影EVENT:第16回 モンキーミーティング in 多摩■開催地:東京サマーランド特設会場/■開催日:2024年4月28日(日)
※こちらの記事はモトチャンプ2024年8月号に掲載されたものです。