“イカつい”だけじゃない! 色使いで魅せる都会派クラウンスポーツ

ブラックを基調にまとめられた“イカつい系”のスタイルに見えるGouさんのクラウンスポーツ。。しかし近づいていくと、その印象は少しずつ変わっていく。

目を惹くのは、各部に絶妙なバランスで差し込まれた鮮やかなブルーアクセント。いわゆる“あの高級ジュエリーブランド”を連想させるような爽やかなブルーを、エアロのエッジ部分やキャリパーカバーへ投入することで、ラグジュアリーかつファッショナブルな空気感を演出している。

一般的にブラック系カスタムというと、威圧感やワルっぽさを強調する方向へ進みがち。しかしGouさんが目指したのは、それだけではなかった。

「女性から見ても、“ちょっとカワイイかも”“オシャレかも”って思ってもらえるようなクルマにしたかったんです」。

以前はスープラで硬派なスポーツスタイルを追求していたというオーナー。しかし今回は、クラウンスポーツという都会派SUVらしさを活かしながら、厳つさの中にセンスや品の良さを感じさせる方向性を意識したという。

そのテーマを象徴しているのが、ブルーアクセントの使い方だ。

エアロパーツはロェン、ウイングにはクールを組み合わせる。そして通常なら影になる部分やダクト内部などを塗り分けることが多いなか、エアロの“エッジ部分”をブルーで塗装。ライン状に色を走らせることで、エアロデザインそのものを強調している。

しかも、その配置バランスが実に絶妙。

フォグ横のフィン、キャリパーカバー、リアウイングの一部など、ポイントを絞ってブルーを差し込むことで、派手になりすぎず洗練された印象に仕上げている。やりすぎれば子供っぽく見えてしまうカラーだが、ブラックとの組み合わせによって高級感をしっかりキープしている点も見逃せない。

また、細部への作り込みも非常に丁寧。

ヘッドライトやテールランプにはスモーク系プロテクションフィルムを施工。飛び石や細かな傷からレンズを保護する役割を持ちながら、全体のブラックコーディネイトにも大きく貢献している。

さらに純正バンパー開口部の未塗装樹脂部分も、グロスブラックで塗装処理。こうした細かな部分の質感を揃えることで、クルマ全体の統一感を大きく高めている。

そして現在、足元は純正ホイール仕様。しかし、それでも物足りなさを感じさせないのは、低く構えたローフォルムとボディ全体の完成度が高いからこそだろう。

ただしホイールに関しては、次なる進化もすでに進行中。T&Tの鍛造22インチホイールをオーダー済みとのことで、今後さらに迫力ある足元へアップデートされる予定だという。

ブラックをベースにした厳つさ、そこへ爽やかなブルーアクセントで加えた上品さと遊び心。その絶妙なセンスによって仕上げられたGouさんのクラウンスポーツは、“怖そう”だけでは終わらない、新しいラグジュアリーカスタムの魅力を感じさせてくれる1台だ。

TOYOTA CROWN SPORT(令和6年式)
ロェンのフロントスポイラーはボトムのエッジ部分にブルーラインを走らせる。ブラック1色では単調になりがちだが、華やかな色で塗り分けることでファッショナブルな雰囲気を高めている。
チタン仕様の左右4本出しマフラーがおさまるリアスポイラーはロェン。ブルーラインを入れることで、エアロの造形を際立たせることに成功している。
ルーフエンドウイングとゲートウイングはどちらもクール。こちらはウイングの先端部分にブルーラインを走らせ、メリハリ感を高めている。
ホイールは純正のままだが、グロスブラックのディスクカラーが現在のスタイルと見事にマッチしている。今後は鍛造22インチホイールへの交換を予定している。

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PHOTO:秋元栄二郎

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