お便り オフロードバイクの外装、色褪せなんとかならへん?
投稿者:大阪府/マハルコマハルキタさん
チェンの回答
オフ車を
オフ車オーナーとしてチェンもそう思う。オフロードバイクの外装って、何年か乗っていると新品の頃は鮮やかだった赤や青の外装が白っぽくなってしまうことがあるよね。洗車しても落ちないし、「なんか古く見えるなぁ……」と悩んでいる人も多いんじゃないかな。
実はこれ、汚れではなく素材そのものの劣化なんだ。オフロードバイクの外装にはPP(ポリプロピレン)樹脂という素材が使われることが多い。スクーターのステップやリヤフェンダー、自動車のバンパーなどにも採用されている樹脂で、柔軟性が高く割れにくいのが特徴だ。転倒が日常茶飯事のオフロード走行では、カチカチの素材よりも多少変形しても割れにくい素材のほうが都合がいい。だからオフロードバイクにはピッタリなんだよね。
ただし、このPP樹脂には弱点もある。それが紫外線や熱による劣化だ。長期間直射日光にさらされると表面が酸化し、ツヤがなくなったり、粉を吹いたように白っぽく見えたりする。これがいわゆる「色褪せ」や「色抜け」の正体なんだ。
いっぽうで、ロードスポーツやフルカウル車に使われることが多いABS樹脂は、剛性が高く塗装しやすい素材。そのため車体色は塗装で表現されることが多く、PP樹脂に比べると経年劣化が目立ちにくい。逆に言えば、オフロードバイクの外装は素材そのものに色が付いていることが多いから、色褪せが目立ちやすいんだ。
じゃあ防ぐ方法はあるのか?というと、残念ながら完全に防ぐことは難しい。でも進行を遅らせることはできる。理想はガレージ保管。難しい場合でも、直射日光の当たらない場所に置いたり、バイクカバーを掛けたりするだけで劣化速度はかなり変わってくる。特に屋外保管の人は、紫外線対策を意識するだけでも外装の寿命は延びるよ。
すでに白っぽくなってしまった外装も諦める必要はない。最近は未塗装樹脂専用の復活剤やコーティング剤が販売されていて、施工するだけで黒さや色味が戻る場合もある。また昔からオフロード界隈で知られている方法として、ヒートガンやバーナーで表面を軽く炙り、色味を復活させる方法もある。チェンも実際に何度も作業をしていて、効果を実感しているけれど、やり過ぎると変形や変色の原因になるので、けっこう加減が難しいんだ。失敗するとまだら模様になっちゃうんだよね。だからトライする際は母材の脱脂を徹底的に行って、目立たない場所で確認するといいだろう。チェン的には、「色褪せてからどうするか」よりも、「色褪せる前にどう守るか」が大事だと思う。お気に入りの愛車を長くキレイに乗りたいなら、保管場所と紫外線対策を意識してみてほしい。見た目の若々しさがかなり違ってくるぞ!
まとめ
●直射日光を避けて予防!
●劣化しても専用ケミカルか炙って復活や!
※この記事は月刊モトチャンプ2023年10月号を基に加筆修正を行っています
【モトチャンプ編集部】

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