お便り 赤サビをなんとかしたい! の件
投稿者:兵庫県/ウエダタクヤさん
チェンの回答
サビというのは鉄と酸素がくっついて酸化鉄になったもの。その中でもタクヤさんが相談されている赤サビは、そのままにしておくと鉄の内部までボロボロにしてしまい、部材の強度を落とすだけでなく、見栄えも悪くするやっかいもの。
だけど、鉄というのは自然界では酸化鉄として存在していて、そこから人工的に酸素を分離して僕らが使っている鉄の製品になる。つまり油断すると、彼らはいちばんくつろげる酸化鉄の状態(=サビ)に戻ってしまう。一度サビてしまうと、ぼくらができる現実的な対処法は削り落とすしかない。もしくは初期ならば錆落としなどのケミカルで落とすことができる。ただ手間がかかるうえにイタッチごっことなる……。だから予防するのが一番大事なんだ。
予防のためには、まずサビのメカニズムを知ることが大切。酸化鉄といっても、空気中にただ鉄を置いておくだけではほとんどサビない。サビは鉄の素地に水分が付き、電気的な化学反応で鉄に酸素が取り込まれることで発生する。つまり、電気の通しやすい(不純物が多い)水分が大敵。雨水もしかりだけど、特に海岸近くや工業地帯・融雪剤のまかれる地域は要注意。
対策としては、水分をできるだけ寄せ付けないこと。洗車後はしっかりふき取ること。チェンの場合は洗車後に水分が飛ぶまで、そのへんを走り回る。チェーンやサスペンション周りはサビると機能に影響するのでず注油しておく。また、塗装が剥げている部分はタッチアップしておくといいだろう。
チェンがおススメする裏技としては、マニアックだけど亜鉛と言う素材の特性を活用するのも手。亜鉛のプレートを鉄のフレームにボルト止めするだけでもサビ予防になる。なぜなら亜鉛は鉄よりもサビやすく、鉄がサビようとするとそれよりも先に「俺がサビる!」と、自らボロボロになって鉄の錆びを食い止めてくれるドMなヤツ(犠牲防食といって船の世界では常識らしい)。マリンショップやホームセンターなんかで購入することができるよ!
まとめ
● 事後処理よりも予防が大事!
● 乾燥・注油・タッチアップで予防!
● 先にサビてくれる亜鉛を使うのもアリ
※この記事は月刊モトチャンプ2024年6月号を基に加筆修正を行っています


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