お便り 暖機運転って必要?どれくらいするものなの? の件

投稿者:大阪府/ジャクソンさん

チェンの回答

とくに寒い時期には気になるお題ですね。エンジン始動直後のコールドスタート時は、エンジンにまつわる各部品のクリアランスも適正値を外れているし、ガソリンの霧化特性も悪く、温まった時(適正温度)と比較して、エンジンにとって厳しい状態。適正水温になって落ち着くまで待ってから走りたいと思うのが愛情ってもんだよね。


ただチェンの経験上、走り出してOKだと考えているよ。

いきなりエンジン全開なんていうのは論外だけど、適正温度になるまで待つというのも、せっかちなチェンには無理な話。油圧の低いアイドリング状態のまま長時間待っているというのは、逆に潤滑不足による摺動部品の摩耗を促進させる可能性も考えられるしね(レース用マシンがアクセルをあおりながら適正温度まで上げるのは油圧を上げる狙いもある)。それに、タイヤやブレーキ、サスペンション内のオイルも適正温度にならないと本来の性能を発揮できないからだ。

そのためチェンはエンジン始動後に、アクセルの動きに回転がついてくるようになったら走り出す。エンジンはもとより、車体全体のウォーミングアップが済むまで、急のつく操作を避けた「暖機走行」をするイメージだね。時間して10分程度かな。その後は様子を見ながら通常走行に切り替えていけばOKだ。

暖機運転を行うことで燃料を使ってしまうし、余計なCO2排出をして環境にも悪いしね。さらに騒音や排ガスの匂いで近所から白い目で見られることもなきにしもあらず。マシンによってコンディションは違うだろうけど、ゆっくりスタートして各部を温める感じで良いと思うよ!

まとめ

● 長時間アイドリング放置はネガも!
● マシン全体に優しい暖機走行がオススメ

著者紹介 チェン

元レースメカニックで、カスタムビルダーや二輪誌編集部員のキャリアを持つ。現在はスーパーモトのレースに参戦し、ハイエースで全国を飛び回っている。

※この記事は月刊モトチャンプ2024年4月号を基に加筆修正を行っています