お便り アルマイトの色褪せが酷い!防ぐ方法は? の件

投稿者:栃木県/クボッキさん

チェンの回答

手軽なドレスアップパーツとして人気の高いアルマイト加工されたカラフルなパーツたち。せっかくマシンの色と合せてコーディネートしたのに、年月とともに色が淡くなっていってしまうと残念な気持ちになるよね。


そもそもアルマイトとは、アルミの表面処理の一種。

陽極酸化処理といって電解液中にアルミ部品を沈めて電気を流すことによって、表面に酸化被膜を形成して耐腐食性を高めたもの。

アルマイト被膜には微細の無数の穴があって、その中に染料を含ませることで鮮やかな色のカラーアルマイトになるというわけ。

アルミ削り出し部品で多く使われている素材は、強度に優れるA2017やA7075と呼ばれるアルミ合金で、この中には銅が含まれているため腐食しやすい。

そのためアルミ削り出しの製品にはアルマイト処理がされていることが多いというわけだ。

ここで本題の色落ちなんだけど、熱や紫外線によってその染料が破壊されてしまうことが主な原因。川原に落ちているエ○本のインクが飛んでしまっているのと同じ理屈(だと思う……)。つまりその対策としては直射日光を当てないことや、あまり熱くなる部位に近づけないことが大事。

ほかにもアルミ自体はイオン化傾向の大きい(腐食しやすい)金属だから、できる限り異種金属(特に銅、ステンレス、鉄)と接触しないように配置したい。また、水分があると腐食は加速するから洗車後はしっかり乾燥させようね。

そして一番やりがちなのは、アルカリ系の洗剤を使って洗車してしまうこと。バイクは油汚れが多いため、油汚れに強いアルカリ系の洗剤を使いたくなるけど、コレかなりダメージがある。アルミは特にアルカリに弱いからね。洗車時は中性洗剤を使うのが吉だよ。

まとめ

● 日光・熱・水分は大敵
● 油汚れに強いアルカリ系洗剤は避けるべし!!

著者紹介 チェン

元レースメカニックで、カスタムビルダーや二輪誌編集部員のキャリアを持つ。現在はスーパーモトのレースに参戦し、ハイエースで全国を飛び回っている。

※この記事は月刊モトチャンプ2024年4月号を基に加筆修正を行っています