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今日は何の日?

■コンパクトで扱いやすい低燃費のディーゼル専用車CX-3

2015年2月にデビューしたマツダ「CX-3」

2015(平成27)年2月27日、マツダは「CX-5」に続くCXシリーズのコンパクトなクロスオーバーSUV「CX-3」を発売した。CX-3は、CXシリーズの中では最もコンパクトで扱いやすいSUVであり、低燃費を意識したクリーンディーゼル(SKYACTIV-D1.5)専用モデルである。

スポーツカーとSUVの融合を目指したCXシリーズ

マツダのCXシリーズは、“C”がクロスオーバー、“X”がスポーツカーを意味し、スポーツカーとSUVの融合を目指すクロスオーバーSUVシリーズであり、コンパクトSUVから大型SUVまで幅広いランナップが用意されている。これらには、マツダ独自の流麗な“魂動デザイン”と、2012年以降は“SKYACTIV”技術が積極的に採用された。

・CX-7(2006年12月~)

2006年12月にデビューしたマツダ「CX-7」

CXシリーズ第1弾、かつ北米戦略車第1弾。スポーツカーのような走りとSUVのマルチユース性をアピールしたが、まだ日本ではSUVブームは盛り上がっていなかったので、日本での人気は限定的だった。

・CX-9(2007年~)

海外向け大型SUV「CX-9」

日本では販売されなかった海外向け大型SUVで北米では人気があったが、2023年に生産を終えた。

・CX-5(2012年2月~)

2012年2月にデビューしたマツダ「CX-5」

魂動デザインを採用するとともに、SKYACTIV技術を初めてエンジン、トランスミッション、ボディ、シャシーのすべてに採用し、優れた走りと低燃費によって国内外で大ヒットした。

2019年10月にデビューしたマツダ「CX-30」

CX-5に続いたのがCX-3であり、その後も海外専用車を含めて多くのCXシリーズが投入されている。現在国内で販売されているのは、CX-5とCX-3以外に、CX-5よりひと回り小さい「CX-30(2019年~)」、新世代ラージ商品群第1弾でマツダ初のPHEVが設定された「CX-60(2022年~)」、HEVとPHEVをラインナップする3列シートの「CX-80(2024年~)」である。

優れた走りと燃費を両立させたコンパクトSUVのCX-3

2015年2月にデビューしたマツダ「CX-3」

人気の「CX-5」に続いて2015年2月のこの日、コンパクトなクロスオーバーSUV「CX-3」はデビューした。CX-3はCX-5同様“SKYACTIV”技術とデザインテーマ“魂動”を積極的に採用した。

マツダ「CX-3」のリアビュー

プラットフォームは「デミオ」と共通ながら、ボディはデミオより一回り大きくなり、全高は日本国内、特に都市部での利便性を考慮して立体駐車場に入庫可能な1550mmに抑えられた。

2015年2月にデビューしたマツダ「CX-3」のパッケージング
2015年2月にデビューしたマツダ「CX-3」のカラーバリエーション

魂動デザインで表現した塊感のあるボディサイド、ショートオーバーハングなどにより、存在感のあるスタイリッシュなプロポーションを実現。インテリアについても、見晴らしのよさや乗降性を考慮しつつ最適な着座位置を設定し、快適性が追求された。

マツダ「CX-3」の1.5Lディーゼル(SKYACTIV-G1.5)
2015年2月にデビューしたマツダ「CX-3」のパワートレーン

パワートレインは、最高出力105ps/最大トルク27.5kgmを発揮するクリーンディーゼルエンジン“SKYACTIV-D1.5”の1.5L 直4 DOHCインタークーラーディーゼルターボエンジンと6速AT“SKYACTIV-DRIVE”および6速MT”SKYACTIV-MT”の組み合わせ、駆動方式は2WDとフルタイム4WDが選べた。

2015年2月にデビューしたマツダ「CX-3」の居住性、乗降性

コンパクトなCX-3の最大のアピールポイントは、太いトルクを持つ燃費の良いディーゼルエンジンを搭載して、余裕のある走りと25.0km/L(JC08モード)の低燃費が実現されたこと。また、新世代カーコネクティビティシステム“マツダコネクト”と、先進安全技術“i-ACTIVSENSE”も展開された。

マツダ「CX-3」のコクピット
マツダ「CX-3」のフロントシート

車両価格は、237.6万~280.8万円(2WD)/259.2万~302.4万円(4WD)に設定された。

SKYACTI-D1.5(CX-3)とSKYACTIV-D2.2(CX-5)の違い

初めてSKYACTIV-Dを採用したのは、CX-5のSKYACTIV-D2.2(2.2L)である。CX-3に搭載されたSKYACTIV-D1.5(1.5L)と基本的な設計コンセプトは同じだが、排気量が異なることでハードには多少の違いがある。

2015年2月にデビューしたマツダ「CX-3」のサイドビュー

排気量が小さい(ボア径が小さい)CX-3搭載のディーゼルエンジンは、熱損失が大きいために始動性など燃焼が不安定になりやすいので、圧縮比はCX-5の14.0より高い14.8に設定された。

またコンパクトなCX-3は、小型化と低コスト化を実現する必要があり、CX-5はツインターボだが、CX-3は可変ベーン式のシングルターボである。さらに、CX-5のように大型のインタークーラーは搭載しづらいので、CX-3では吸気マニホールド内に水冷の熱交換器を入れて、吸気を冷やす水冷式が採用された。

システムが複雑になればなるほど、小型化と低コスト化は難しくなるのだ。

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「CX-3」は、2015年のデビュー以来、2026年現在まで一度もフルモデルチェンジをしていない。近々実施されるという情報(ウワサ!?)も出ているが、次期型CX-3があるとしたら、MX-30に搭載されたロータリーEVモデル“e-SKYACTIV R-EV”の採用があるのではないだろうか…?
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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