ヤマハ XSR900 ABS……132万円(税込)

シルキーホワイト
こんなにも感動したバイクは、いつ以来だろう。【2代目XSR900試乗記】|1000kmガチ試乗1/3

近年の2輪の世界には、ネオクラシック系のカフェレーサーが数多く存在する。とはいえ、2代目XSR900ほどキャラクターがしっかり作り込まれたモデル、開発陣の主張を強く感じるモデルは、相当に貴重なのではないだろうか。 REPORT●中村友彦(NAKAMURA Tomohiko) PHOTO●富樫秀明(TOGASHI Hideaki)

https://motor-fan.jp/bikes/article/72963

ヤマハ XSR900 GP ABS……143万円(税込)

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CFアルミダイキャストフレームに、「クロスプレーン・コンセプト(慣性トルクが少なく、燃焼室のみで生み出される燃焼トルクだけを効率良く引き出す設計思想)」に基づく水冷4ストローク直列3気筒DOHC 4バルブ888ccエンジンを搭載したヤマハのネイキッドスポーツモデル・XSR900 ABS。またXSR900 ABSをベースに、’80年代のGPファクトリーマシン「YZR500」をオマージュした外装類を装備したXSR900 GP ABS。両車ともワインディングロードを心地よく駆け抜けることができる性能と、スポーティーなハンドリングが特徴だ。

50代ライダーこそ乗りたい、ヤマハ・XSR900GP。苦手なのはタイトなUターンだけ?

1980年代のグランプリマシン「YZR500」をオマージュしたモデルとして、昨年のジャパンモビリティショー2023で話題沸騰となったヤマハのXSR900GP。スポーツヘリテージのXSR900をベースに、専用外装をまとうだけでなくフレームや足周りにまで手を加えるなど、ヤマハの並々ならぬ意気込みが伝わってくる。レーサーレプリカ世代の筆者が、その世界観をお伝えしよう。 REPORT●大屋雄一(OYA Yuichi) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

https://motor-fan.jp/bikes/article/115950

①OVER ヤマハ XSR900 GP ABSカスタム

GP-XXホイールや集合マフラーなどの新製品でチューン

アッパーカウルを装備したXSR900 GP ABSをベースに、ヤマハ純正のワイズギア製シートカウル、社外アンダーカウル、バックミラーをアッパーカウル固定式にカスタマイズしたOVERのデモ車。

ノーマルと同径の前後17インチホイールは、OVERが誇る超豪華な「GP-XX」をチョイス。同ホイールは、クラシカルな雰囲気と確かな走行性能を両立させた20本スポークデザインが特徴。GP-TENの設計により培ったY字スポークデザインをさらに発展させ、ワイヤースポークホイールを彷彿させる多スポークデザインにより、独特の世界観を演出し、愛車の個性を一層強調。サイズはF3.50-17、R6.00-17。

フロントカウルの両サイドには、特徴的なフェアリングのスタイルを崩さない、最小限の構成でつくられたコンパクトなレーシングスライダーを導入。

同社のリアキャリパーサポートを駆使してブレンボ製2POTキャリパーを装備したリアのディスクブレーキ、アルミ削り出しのバックステップやスポーツライディングハンドルキットなど、豪華なアイテムもコーディネイト。

マフラーは’80年代レーサースタイルのXSR900 GP ABSに良く似合う、黒塗装エキパイ、アルミ溶接ステー、SESMICサイレンサーを採用した新発売の「SESMIC-IV フルエキゾースト」をチョイス。

②SUPER-BIKE ヤマハ XSR900 GP ABSカスタム

オールドスタイルのフルエキゾーストシステムを導入

「SUPER-BIKE(スーパーバイク)」のブランドで各種エキゾーストシステムの開発・製造・販売を展開する『DIG-IT(ディグイット)』。東京モーターサイクルショー2025の同社ブースに展示されたXSR900 GP ABSは、純正のワイズギア製アンダーカウルキットやシートカウルに加え、「SUPER-BIKE(スーパーバイク)」の新製品であるオールドスタイルのフルエキゾーストシステム「XSR900GP-Hand Bend-Type-200h」を装着。

レース専用として開発された同マフラーは、’80年代のヤマハ車をオマージュしたXSR900 GP ABSのスタイルによく似合う、スチール製の手曲げモデル。段付きの38.1Φ-42.7Φのエキパイや、50.8Φ-60.5Φのレールパイプ、当時のRC SUGO製マフラーを彷彿させるサイレンサーが特徴。ジョイント部はスプリングフックを採用するなど、細部までこだわり抜いた本格的なつくり。サイレンサーは楕円タイプの「サイレンサータイプOW」、真円タイプの「サイレンサータイプY」から選択可能。

純正アッパーカウルは「強化アッパーステー」を駆使して補強。バックミラーは「カウルミラーキット」を使い、バーエンド式からカウル装着式に変更済みだ。

楕円タイプの「サイレンサータイプOW」。
真円タイプの「サイレンサータイプY」。

③アクティブ×SW-MOTECH ヤマハ XSR900 ABSカスタム

ヤマハ初の4スト車「XS650」をイメージしたツーリング仕様

バイクパーツメーカー「アクティブ」と「SW-MOTECH」がコラボレートした、ツーリング仕様のXSR900 ABSカスタム。ネイキッドスタイルの外観は、ヤマハ初の4ストローク車「XS650」をイメージ。

アクティブが展開するバイクパーツブランド「153GARAGE」のセパレートハンドル&トップブリッジキットやバックステップ、アクティングのフェンダーレスキット、ゲイルスピードのアルミ鍛造ホイール、豪華なフルチタンのアクラポビッチ製レーシングラインマフラー(JMCA公認)など、ネイキッドスタイルを活かしたアイテム群でカスタマイズ。

リア部分にはSW-MOTECHのサイドキャリアを使い、SW-MOTECHのサイドバッグをコーディネイト。写真のデモ車は右リア部にアルミ製の丸形ゼッケンプレートを装着するなど、レトロスポーツのイメージを高めている。

④ブライトロジック×オーリンズ ヤマハ XSR900 GP ABSカスタム

オーリンズ製リアショックで走りを強化

ショックアブソーバーの名門「オーリンズ」のブースに展示された、ブライトロジックの製作によるXSR900 GP ABSカスタム。ヤマハ純正のワイズギア製アンダーカウルキットやシートカウルに加え、オーリンズの別体型リザーブタンク付き「36PR1C1LSリショック」でチューニング。バックミラーはノーマルのバーエンド式からカウル装着式に変更済み。

ショー会場で見つけました!ヤマハXSR900 ABSを激変させるカスタムの好例4台|大阪・東京モーターサイクルショー2023

MT-09の派生モデルとして2016年に登場したヤマハのスポーツヘリテイジ「XSR900 ABS」。同車は2022年に初のフルモデルチェンジを実施。新型のコンセプトは「The Expert of Equestrian(伝統馬術のエキスパート)」で、排気量をアップした2021年型のMT-09をベースにスタイリングを一新。東京モーターサイクルショー2023では各種アクセサリーを装着してカスタマイズされた4台が集結。自由自在に変化する、カスタム素材としての可能性を無限大に秘めたXSR900 ABSの魅力をご堪能あれ! REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki) ※下記の価格はすべて10%消費税込み

https://motor-fan.jp/bikes/article/71662
バイク好きにはたまらない、1980年代の香り漂うXSR 900GP。本物感漂うレーサーテイストを味わってみた

YSP店およびアドバンスディーラーで販売される「ヤマハモーターサイクル エクスクルーシブモデル」として投入されたプレミアムな1台。XSR900をベースに上質なパーツとハーフカウリング、そしてオリジナル・カラーリングで特別なモデルに仕上げられている。 REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru) PHOTO●山田 俊輔(YAMADA Shunsuke) 取材協力●ヤマハ発動機株式会社

https://motor-fan.jp/bikes/article/115258
走りに惚れるXSR900GP。伝統のヤマハのハンドリングを感じられるバイクだった

XSR900GPが登場してから、周囲のベテランライダーたちの食いつき方が凄い。80年代のレース黄金期に大活躍していたYZR500のデザインをイメージし、しかも往年のマルボロカラーを背負っての登場である。そりゃあオヤジライダーたちの話題にならないほうがおかしいというもの。しかし、実際に乗ったらどんなマシンなのか。今回はストリートから高速道路、ワインディングまで走ってみることにした。 REPORT●後藤 武 PHOTO●山田俊輔

https://motor-fan.jp/bikes/article/117730