Mercedes‑Benz GLE 450e 4MATIC
3000点ものコンポーネントを刷新

メルセデス・ベンツは、内外装を刷新した改良新型「GLE」および「GLE クーペ」を発表した。新型GLEは、約3000点におよぶコンポーネントが刷新・改良され、全面的にモダナイズされている。フロントセクションには新開発の「DIGITAL LIGHT」ツインスターヘッドランプを導入し、個性的な表情を実現。さらに、オプションでグリルとセンターのスリーポインテッドスターのイルミネーション機能も導入された。
エクステリアデザインは、メルセデス・ベンツの最新デザインランゲージと調和しつつ、高い評価を得ていたGLEのキャラクターをしっかりと継承。フロントバンパーは新形状が導入され、公道上での存在感はさらに高められることになった。
再設計されたヘッドライト内部には、水平に配置された2基のスターモチーフとバイザーが組み合わされ、新たなライトシグネチャーを形成。「DIGITAL LIGHT」ツインスターヘッドランプは、スター下部に洗練されたブルーのアンビエントライトが配されたことで、特別感のある演出を手にした。
ヘッドライトとラジエーターグリルをブラックパネルがシームレスにつなぎ、統一感のあるフロントフェイスを構築。発光するクロームフレーム内にスリーポインテッドスターが配され、周囲にはメルセデス・ベンツの専用パターンがあしらわれた。さらにサイドエアインテークグリルにも、同様のパターンがさりげなく施されている。
リヤコンビネーションランプは、クロームで縁取られた「3Dスターエンブレム」を左右それぞれ2基ずつ配置。テールゲートトリムが左右のライトを視覚的に一体化し、ワイド感を強調する。ボディカラーは、新色として「ダークペトロール(ソリッド)」と「MANUFAKTUR パタゴニアレッド(メタリック)」が追加された。
5種類のハイブリッドパワートレイン

新型GLEは新たなエンジンラインアップが導入され、よりダイナミックで俊敏なドライビング体験を実現。多くの技術革新により発進時の俊敏性が高められ、ワインディングロードにおいても力強い加速レベルを発揮する。全てのエンジンは将来の排出ガス規制を見据えて設計されており、メルセデス・ベンツに求められる優れた静粛性と振動抑制性能(NVH)が確保された。
最上位モデルの4.0リッターV型8気筒ガソリンターボを搭載する「GLE 580 4MATIC」は、高負荷領域でのレスポンスが大幅に向上。最高出力は従来の517PSから537PSへ引き上げられた。最大トルクも750Nmにアップしたことで、レスポンスの向上、効率性の改善、滑らかなパワーデリバリーを実現した。
V8エンジンには従来のクロスプレーンクランクシャフトに代わり、フラットプレーンクランクシャフトを採用。点火順序は左右のシリンダーバンク間で交互に行われる。また、燃料噴射システム、微粒子フィルターを備えた排気後処理、シリンダーヘッドの吸排気ポート、インテークカムシャフトも最適化された。ターボチャージャーのコンプレッサーホイールとハウジングにも新設計が導入されている。
「GLE 450 4MATIC」では、3.0リッター直列6気筒ガソリンターボのレスポンスがさらに向上し、より洗練された走行フィールを実現。最高出力は381PS、最大トルクは12%アップの560Nmを発揮する。「GLE 450e 4MATIC」は、同じ3.0リッター直列6気筒ガソリンターボに、プラグインハイブリッドシステムが組み合わせられ、エンジン単体で326PS、モーター出力184PSを発揮。EVモードでの航続距離は106km(WLTPサイクル)に達する。
「GLE 350d 4MATIC」と「GLE 450d 4MATIC」に搭載される、2種類の3.0リッター直列6気筒ディーゼルターボは、電動ヒーティング触媒を初採用。これにより排気システムは迅速に最適温度へ到達し、走行中もその状態を維持する。全てのガソリン/ディーゼルエンジンには「インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(ISG)」を搭載。48V電源システムにより、コースティング、ブースト、回生が繰り返され、燃費性能が大きく向上した。
MBUXスーパースクリーンを標準装備

全車標準装備の「MBUXスーパースクリーン」は、GLEの車内に圧倒的なデジタル体験を提供する。フロントシート前方に広がるガラス面の下に、3基の12.3インチディスプレイを配置。オーディオ、動画、ゲームなどを含む40以上のアプリが利用可能で、ユーザーはアプリを自由に配置したり、アプリをグループ化することもできる。
欧州をはじめ、多くのマーケットでは、走行中でもパッセンジャーディスプレイで動画コンテンツの視聴が可能。「Disney+」「YouTube」「RIDEVU(対応市場のみ)」などのストリーミングサービスに加え、地域ごとのプロバイダーにも対応する。
システムがドライバーの視線をカメラで監視し、注意散漫のリスクがある場合にはパッセンジャーディスプレイの映像を自動的に暗転する。助手席の乗員はタッチスクリーンで操作することが可能で、音声付きコンテンツはBluetoothヘッドフォンか、車内オーディオシステムで再生される。
また、GLEとして初めて、拡張現実(AR)コンテンツを表示するヘッドアップディスプレイをオプションで設定。実際の走行環境に重ねて、重要な情報やナビゲーション指示が3次元的に表示される。表示領域は対角18インチ(45.7cm)に相当、約3メートル先に浮かんで見えるような仮想カラー映像として投影される。
GLE初採用となる「MB.OS(メルセデス・ベンツ・オペレーティングシステム)」は、よりインテリジェントに、ドライバーの意図を理解し、運転中に様々なサポートを提供。MB.OSは車両のあらゆる機能を統合・制御し、AI(人工知能)と高性能チップを活用したスーパコンピューターとして機能する。
新世代「MBUX」は、Microsoft、Google、ChatGPTのマルチエージェントAIを統合。最新テクノロジーを統合することで、より高度でパーソナライズされたデジタル体験を実現した。「MBUXバーチャルアシスタント」は、インターネット上の膨大な知識を活用し、複雑な対話にも対応する。
新デザインのコンフォートシートを導入

新たなトリムや追加された快適装備により、GLEのインテリアは質感と居住性が向上。フロントシート用エアベントは従来のスクエア形状からオーバル形状へと変更され、アンビエントライトとシームレスに統合された。
新デザインのコンフォートシートは、3D構造とエレガントなモカシン・ステッチを採用し、現代的な美しさと快適な座り心地を両立。カスタマーからのフィードバックを反映し、標準仕様のコンフォートシートにはシートクッション長の電動調整、ヘッドレスト、ステアリングの電動調整機能が追加された。オプションの「AMGライン」では、スポーツシート・パッケージも選択できる。
インテリアカラーには、新たにブラックとコンビネーションの「ビーチブラウン」を追加。従来のブラック、マキアートベージュ、バイアブラウンといった定番カラーに加え、インテリアに明るい選択肢が拡充された形だ。この新色はARTICOとルガーノレザーで選択可能となっており、「AMGライン」ではナッパレザー仕様も新たに設定された。
トリムも刷新され、ダークブラウンのオープンポア・バーチウッドやブラウンのオープンポア・ウォールナットウッドなどを追加。明るいアクセントカラーと、流れるようなラインを持つアルミニウムトリムも用意されており、カスタマーの好みに合わせてコントラストのあるコーディネートが可能となっている。
パノラミック・スライディングルーフを標準装備

すべてGLEに「パノラミック・スライディングルーフ」を標準装備。1㎡を超えるガラス面積を持ち、市販SUVの中でも最大級のサイズを誇る。ガラスパネルはルーフ全体にわたって広がり、その一部は電動でチルト&スライドし、後方の固定ガラスパネルの上に大きく開く構造が採用された。
このガラスルーフにより、オプションの3列目シートを含めたすべての座席から空を見上げることが可能になった。断熱性を高めるため、全面に着色された単層の安全ガラスを採用。日差しが強い場合には、電動ローラーブラインドによってルーフ全体を覆うことも可能だ。
広々とした室内空間は、用途に応じて柔軟にアレンジに対応。「6:4」分割シートはそれぞれ最大100mmスライドし、さらに「4:2:4」の比率で個別に倒すこともできる。また、オプションとして、電動調整式2列目シートも用意された。オプションの3列目へのアクセスは電動イージーエントリー機能により、ボタンひとつで通路を確保できる。ラゲッジ容量は、2列目使用時で630L、2列目シートを完全に倒した場合は最大2055Lまで拡大する。
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