Mercedes‑Benz C 400 4MATIC electric

BEVへと生まれ変わった6代目Cクラス

フル電動パワートレインを搭載する新型「メルセデス・ベンツ Cクラス」のエクステリア。
1993年に初代モデルがデビューしたCクラスは、今回の6代目モデルでフル電動サルーンに生まれ変わった。

メルセデス・ベンツは、1993年の初代デビュー以来、ラインナップの中核を担ってきたDセグメントセダン「Cクラス」をフルモデルチェンジした。初公開したのは6代目モデルのフル電動パワートレイン搭載車だ。

マーケット投入時点で最上位モデルとなる「C 400 4MATIC エレクトリック」は、最高システム出力360kW(489PS)、最大トルク800Nmを発揮。容量94kWhリチウムイオンバッテリーと高性能回生ブレーキシステムにより、最大航続距離762km(WLTP)が確保された。800Vアーキテクチャーにより、わずか10分間で最大325km分の充電が可能となっている。

コクピットは大型トリムパネルがセンターコンソールとインストゥルメントパネルを一体化し、39.1インチ「MBUXハイパースクリーン」を搭載。ピラーからピラーまで広がる大型ディスプレイは、パッセンジャーの没入感を高め、約1000万画素のバックライト技術により高精細表示を実現した。

メルセデス・ベンツグループAGのオラ・ケレニウス会長は、新型Cクラスについて次のようにコメントした。

「新型電気Cクラスは、フル電動ミッドサイズセグメントに新たな存在を打ち立てる存在となるでしょう。この愛され続けてきたCクラスの最新モデルは、まさに期待どおりの価値を手にすることができます。それはパフォーマンス、快適性、ダイナミクス、知性の完璧な融合です」

「これまでで最もパワフルかつスポーティなCクラスであり、純粋なドライビングプレジャーと優れた実用航続距離を実現しています。そして同時に、お客様にとって理想的な安らぎの空間でもあります」

クーペを思わせる流麗なエクステリア

フル電動パワートレインを搭載する新型「メルセデス・ベンツ Cクラス」のエクステリア。
最新メルセデス・ベンツを象徴するグリルを配置。クーペを思わせる流麗なフォルムにより、Cd値0.22という優れた空力性能も確保された。

電動モデルへと生まれ変わったCクラスは、あらゆる角度から独自の存在感を放つサルーンへと生まれ変わった。低くフラットなフロントセクション、引き締まったルーフライン、滑らかに流れる丸みを帯びたリヤセクションが、クーペのようなシルエットを形成すると主張。シャープでスポーティなプロポーションにより、ひと目で新型Cクラスだと分かる個性を手にしたという。

フロントで目を引くのが、最新メルセデス・ベンツデザインを象徴するアイコニックグリル。伝統的なクロームグリルを現代的に再解釈し、ワイドなクロームフレーム、スモークガラス調メッシュ構造、センターにはスリーポインテッドスターが配された。外周ラインとパネルは発光機能を備えており、開錠・施錠や充電時にはアニメーション演出も行われる。

ヘッドライトにスターモチーフを採用。標準の「LEDハイパフォーマンス・ヘッドライト」は、グリルとシームレスに一体化し、デイタイムランニングライトやサイドマーカー、ウインカーのバイザールックとスターモチーフが、昼夜を問わず魅力的な表情を演出する。

ダイナミックなファストバック形状のリヤセクションは、傾斜したエッジと、4基の丸型スターデザインテールライト、張り出したショルダーラインが、唯一無二の個性をアピール。フル電動モデルに求められる空力性能は、クラストップのCd値0.22を実現。Cd値の低減は効率向上に直結し、例えば空気抵抗係数を0.01改善するだけで、長距離走行時の航続距離は約2.5%も向上するという。

優れたCd値は、エアロダイナミクスに配慮した全体のデザイン、前後エプロンの最適化、フロント部のシーリング、ドアミラーやトランクリッドエッジのスポイラー形状、テールライトのサイドブレークライン、ほぼ完全にフラット化されたアンダーボディなどにより実現した。

大容量バッテリーと高効率モーターを搭載

新型「メルセデス・ベンツ Cクラス」の電動パワートレイン。
現時点で公開されたのは、最上位仕様「C 400 4MATIC エレクトリック」。今後、後輪駆動モデルも導入される予定だ。

現時点の最上位グレード「C 400 4MATIC エレクトリック」は、最高システム出力489PS、最大トルク800Nmを発揮し、0-100km/h加速は4.0秒。94kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最大330kWのDC急速充電に対応する。

最大航続距離は762km、800Vシステムにより、10分間で最大325km分の急速充電が可能。短時間の充電を挟むだけで1000km以上の移動も可能だ。

リヤアクスルには永久磁石同期モーター(PSM)を搭載し、革新的な2速トランスミッションにより、高効率と高性能を両立。1速は鋭い加速や高い牽引性能、市街地での効率に貢献し、2速は高速域でのパワー供給と優れた航続距離を担当する。

全輪駆動モデルは、フロントにも永久磁石同期モーターを搭載し、必要に応じてブースト的に作動。ディスコネクトユニット機能により低負荷時には瞬時に駆動が切り離され、フロント側の電力損失を最大90%も低減し、航続距離向上に寄与する。将来的には後輪駆動モデルや、約800kmの航続距離を目指したバリエーションも追加される予定だ。

優れたドライビングダイナミクスのコアとなるのが、高性能電動モーターと革新的な2速トランスミッション。オプションでエアサスペンション「AIRMATIC」と、4.5度のリヤアクスルステアリングを組み合わせることで、快適なクルージングからスポーツ走行まで幅広くカバーする。

39.1インチ「MBUXハイパースクリーン」

フル電動パワートレインを搭載する新型「メルセデス・ベンツ Cクラス」のインテリア。
標準装備の「MBUXスーパースクリーン」に加えて、オプションで39.1インチ「MBUXハイパースクリーン」も用意された。

インテリアは、エレガンスとスポーティネスの融合というCクラスの伝統を再解釈。センターコンソールとインストルメントパネルをつなぐ大型トリムが一体感を生み出し、39.1インチ「MBUXハイパースクリーン」が、室内全体に広がる没入感を提供する。

センターコンソールには、カップホルダーやワイヤレス充電トレイ、物理スイッチを備え、デジタルと物理操作の融合によって直感的な操作性を実現。エアベントは金属調デザインとテクノロジーを融合し、温度調整時にはカラーライトで操作に対するフィードバックが示される。

高品質素材と精緻なステッチ、洗練されたカラーにより、クラスを超えた質感を実現。ナッパレザーのツイステッドダイヤモンド・デザインや、多彩なトリムオプションが、インテリアに高級感をもたらす。さらに新型Cクラスは、GLCに続き世界で2番目にヴィーガン認証を受けたインテリアが採用された。

先代モデルを凌ぐ広い室内空間

フル電動パワートレインを搭載する新型「メルセデス・ベンツ Cクラス」のインテリア。
2962mmという、先代モデルから97mmも延長されたホイールベースにより、広い室内空間が実現された。

専用設計の電動アーキテクチャー、標準装備の大型パノラミックガラスルーフにより、これまでにない広大な室内空間を実現。ゆとりある室内は上質なプライベート空間として設計されており、まるで高級スイートルームのような雰囲気が提供される。

ボディサイズは全長4883mm、全幅1892mm、全高1503mm。ホイールベースはなんと2962mmと、従来の内燃機関モデルから97mmも延長され、特に前席のレッグルームは12mm拡大。さらに標準装備の大型パノラミックルーフにより、前席で最大22mm、後席で11mmのヘッドルーム増加を実現し、より快適な移動空間が確保された。

大型パノラミックルーフは、スカイコントロール仕様を選ぶことで、ガラスの透過度を瞬時に切り替えることが可能。9つのセグメントごとに光の取り込みを個別調整することで、直射日光下での眩しさにも対応する。夜間はアンビエントライトと連動し、162個の星が選択したカラーで輝き、極めてパーソナルな星空を作り出す。

荷室容量はリヤラゲッジの470Lに加え、フロントトランク(フランク)として101Lの実用的な収納スペースも用意された。最大1.8tの牽引能力により、ジェットスキーやグライダーの運搬も可能となっている。

新型「メルセデス・ベンツ Cクラス」を動画でチェック!

メルセデス・ベンツは、2026年4月20日のワールドプレミアに先立って、新型フル電動「メルセデス・ベンツ Cクラス」のインテリアを先行公開した。

「超大型ディスプレイが迫力すぎる」新型フル電動メルセデス・ベンツCクラスが4月20日にデビュー

メルセデス・ベンツは、新型「Cクラス」のインテリアに導入される最新ディスプレイを先行公開した。新型「Cクラス」は、日本時間2026年4月20日19時30分に韓国で行われるワールドプレミアイベントで初披露される。