「GSX-S1000GX」仕様を一部変更

GSX-S1000GX ブリリアントホワイト/トリトンブルーメタリック

スズキは、スポーツツアラーとアドベンチャーを融合させた大型クロスオーバーバイク「GSX-S1000GX」の仕様を一部変更し、4月23日より発売する。今回の刷新では、環境性能への適応と走行安定性の向上が図られており、次世代のライディング体験を象徴するモデルとなっている。

主な変更点として、まず環境負荷の低減を目指したE10ガソリン(バイオエタノール混合燃料)への対応だ。これはCO2排出を削減するカーボンニュートラル燃料として欧米やタイ等で標準化されており、日本国内でも2030年度の全国展開を見据えて普及が進められているものである。また、高速走行時の直進安定性を高めるべく、新たにウイングレットが採用された。

「GSX-S1000GX」は「GSX-S1000」シリーズ譲りの力強いエンジン性能を継承しつつ、先進の電子制御技術を惜しみなく投入している。スズキの二輪車として初採用された電子制御サスペンション「SAES」は、速度や路面状況に応じた減衰量調整を可能にし、さらにIMU(慣性計測装置)との連携による独自プログラム「SRAS」が路面の凹凸を検知して制御を自動で最適化する。これにより、未舗装路での不快な振動を抑制しつつ、オンロードでのダイナミックなスポーツ走行を両立させている。

加えて、出力特性やトラクションコントロールを統合管理する「SDMS-α」や、旋回時にもABSを作動させる「モーショントラックブレーキシステム」などの多機能な電子制御により、ライダーの技量や状況を選ばない高い知性とパフォーマンスを実現している。

GSX-S1000GX グラススパークルブラック
GSX-S1000GX グラスマットメカニカルグレー

デザイン面では、アグレッシブな外観シルエットと、長距離ツーリングでの快適性を追求したアップライトな乗車姿勢をモダンに融合させている。さらに国内専用装備としてETC2.0車載器を標準搭載するなど、実用性も極めて高い。

新型クロスオーバーバイク「GSX-S1000GX」の価格(税込)は、2,112,000 円である。

大阪モーターサイクルショー2026で日本初公開された「SV-7GX」

大阪モーターサイクルショー2026では、「GSX-S1000GX」のコンセプトやアグレッシブなデザインを継承した「SV-7GX」が日本初公開されるなど、今後もスズキによるクロスオーバークラスの躍進は続くものと思われる。

主要諸元

型式8BL-EK1AA
全長 / 全幅 / 全高2,150mm / 925mm / 1,350mm
軸間距離 / 最低地上高1,470mm / 155mm
シート高830mm
装備重量 ※1232kg
燃料消費率 ※2国土交通省届出値:定地燃費値 ※320.8km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値 ※416.2km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時
最小回転半径3.2m
エンジン型式 / 弁方式DTB1・水冷・4サイクル・直列4気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量998cm3
内径×行程 / 圧縮比73.4mm×59.0mm / 12.2:1
最高出力 ※5110kW〈150PS〉 / 11,000rpm
最大トルク ※5105N・m〈10.7kgf・m〉 / 9,250rpm
燃料供給装置フューエルインジェクションシステム
始動方式セルフ式
点火方式フルトランジスタ式
潤滑方式圧送式ウェットサンプ
潤滑油容量3.4L
燃料タンク容量19L
使用燃料無鉛プレミアムガソリン(E10ガソリン対応※6)
クラッチ形式湿式多板コイルスプリング
変速機形式常時噛合式6段リターン
変速比1速2.562
2速2.052
3速1.714
4速1.500
5速1.360
6速1.269
減速比(1次 / 2次)1.553 / 2.588
フレーム形式ダイヤモンド
キャスター / トレール25.5°/ 97mm
ブレーキ形式(前 / 後)油圧式ダブルディスク(ABS) / 油圧式シングルディスク(ABS)
タイヤサイズ(前 / 後)120/70ZR17M/C(58W) / 190/50ZR17M/C(73W)
舵取り角左右31°
乗車定員2名
排出ガス基準平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応