大人気のスーパーハイトワゴンのカテゴリーにおける巨人N-BOXに対抗するために居住性や積載性を高めたほか、最新のプラットフォームHEARTECTの採用などで安定した走行性能や静粛性を確保。さらにはサスペンションやパワートレーンのブラッシュアップなど、全面的に機能と性能を磨き上げた。先進安全機能も充実し、安全性と魅力の高まった新型のメカニズムを詳解しよう。 図版解説●編集部

より広く使いやすくなったドア開口


スライドドア開口は幅と高さともに広げられ、後席乗員がより楽に乗降できるのはもちろん、後席部を荷室として使う際の使い勝手も向上。ラゲッジについては、スーパーハイトワゴンのセールスポイントである自転車の積載を、さらに楽に行なえるようにするために荷室高と開口部を拡大。開口の地上高も低くすることで、自転車の積み下ろしが一層やりやすくなった。


スライドドア開口は幅と高さともに広げられ、後席乗員がより楽に乗降できるのはもちろん、後席部を荷室として使う際の使い勝手も向上。ラゲッジについては、スーパーハイトワゴンのセールスポイントである自転車の積載を、さらに楽に行なえるようにするために荷室高と開口部を拡大。開口の地上高も低くすることで、自転車の積み下ろしが一層やりやすくなった。


新プラットフォーム「HEARTECT」の採用で前後乗員間距離を拡大し、足元空間が広がった。また、室内幅も広げられ前席乗員間の距離、ショルダールームも拡大されたために、よりリラックスできる空間が確保された。後席はヘッドクリアランスが拡大されている。

室内高が高くなり居住性が向上


新プラットフォーム「HEARTECT」の採用で前後乗員間距離を拡大し、足元空間が広がった。また、室内幅も広げられ前席乗員間の距離、ショルダールームも拡大されたために、よりリラックスできる空間が確保された。後席はヘッドクリアランスが拡大されている。

荷室側からも操作可能


ラゲッジをより使いやすくするために、背もたれ外側上部にリクライニングレバーを設置。荷室側、スライドドア側のどちらからでも操作可能とした。リヤシートのスライドは荷室側のストラップを引くことでも可能。荷物に合わせて荷室の広さを調整できる。

ポジション調整幅を拡大


シートリフターの調整量を上下それぞれ10㎜増やし60㎜としたほか、ステアリングのチルト量も5㎜増やし35㎜に拡大。さまざまな体格のドライバーにとって、より正確な運転操作ができる適正なポジションが取れるようになった。このことは、疲労軽減や安全運転にも貢献する。

27インチ自転車も楽々積載


自転車の積載に関しては、スペースの拡大だけに留まらない。ラゲッジの入り口にはタイヤの横滑りを抑止するガイド(溝)が設置されている。また、純正アクセサリーには積載した自転車の前輪を固定する「自転車積載ボード」も用意されている。

機能的なエアコンルーバー

前席中央部に設置されたエアコンルーバーは、ノブを回すことで風量を調整するとともにエアコンの風を拡散させて、好みに応じて風当たりをソフトにできる。エアコンの風が苦手な人には特にうれしい機能だ。

燃費性能に貢献する軽量ボディ


軽量で強度の高い高張力鋼板と超高張力鋼板を適所に採用しつつ、下の表のように使用率を高めることにより、強く軽いボディを構築。その軽さによって優れた燃費性能を実現している。


万一の事故に備え、衝突による衝撃を効率良く吸収、分散する構造を持つ「軽量衝撃吸収ボディTECT(テクト)」を採用し、乗員の安全性を高めている。また、外板についても7つの衝撃吸収構造を持つ、歩行者傷害軽減ボディとなっている。

衝撃を効率よく吸収するTECTを採用


万一の事故に備え、衝突による衝撃を効率良く吸収、分散する構造を持つ「軽量衝撃吸収ボディTECT(テクト)」を採用し、乗員の安全性を高めている。また、外板についても7つの衝撃吸収構造を持つ、歩行者傷害軽減ボディとなっている。

HEARTECTが剛性と軽量化を両立

新プラットフォームHEARTECT(ハーテクト)を採用。アンダーボディ構造は強度的に不利な屈曲した骨格を滑らかにつなぐことで、合理的でシンプルな形状とされた。また、サスペンション部品を骨格部品の一部として利用するほか、結合部の工夫により軽量化しながらボディ剛性を確保している。

ストラット式フロントサスペンション


サスペンション形式はフロントは従来同様のストラット、リヤがトーションビーム(4WDはI.T.L)式に刷新された。高性能な新プラットフォームに合わせて各部を専用にチューニ ング。高剛性化と軽量化を両立し、快適な乗り心地を実現している。

トーションビーム式リヤサスペンション

室内全域を快適にする薄型サーキュレーター

風を送って車内の空気を循環し、エアコン使用時の前後席の温度差を少なくする「スリムサーキュレーター」を採用。スリットから小風量の高速気流を吹き出し、周囲の空気を誘導して大きな空気の流れをつくりだす。薄型のため、室内空間を犠牲にしていないのもありがたい

冷房時は前席が寒く後席が暑いという状態を緩和して車内全体を冷やす。暖房時は暖かい空気が上に溜まることによる、顔のほてりや足元の寒さを和らげてくれる。室内全体の温度を均一にする効果で、エアコン吹き出し口がない後席の乗員の快適性を高めることが可能だ。

0.66ℓ直列3気筒ターボエンジン


マイルドハイブリッド+ターボエンジンは唯一“カスタム”の最上位機種「XS TURBO」に搭載される。JC08モード25.6㎞/ℓの好燃費を達成しながら、+12㎰のパワーは、大人4人が乗っても心地よい加速を提供してくれる。

エンジン型式:R06A(インタークーラーターボ) 排気量(㏄):658 種類・気筒数:直列3気筒 弁機構:DOHC 12バルブ ボア×ストローク(㎜):64.0×68.2 圧縮比:9.1 最高出力(kW[㎰]/rpm):47[64]/6000 最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):98[10.0]/3000 使用燃料:レギュラー 燃料タンク容量(ℓ):27 モーター型式:WA05A 最高出力(kW[㎰]/rpm):2.3[3.1]/1000 最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):50[5.1]/100

0.66ℓ直列3気筒自然吸気エンジン


吸排気両側へのVVT機構や直打式4バルブDOHC 、吸気ポートのストレート化、タンブル強化を促進する形状のピストンなど、最新のトレンドをしっかりと取り入れられたエンジンに、マイルドハイブリッド機構を追加。低燃費でスムーズな走りを実現している。

エンジン型式:R06A(自然吸気) 排気量(㏄):658 種類・気筒数:直列3気筒 弁機構:DOHC 12バルブ ボア×ストローク(㎜):64.0×68.2 圧縮比:11.5 最高出力(kW[㎰]/rpm):38[52]/6500 最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):60[6.1]/4000 使用燃料:レギュラー 燃料タンク容量(ℓ):27 モーター型式:WA05A 最高出力(kW[㎰]/rpm):2.3[3.1]/1000 最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):50[5.1]/100

アルトターボRS譲りの活発なR06A型エンジン


痛快な走りで人気のアルトターボRSのエンジンがベースのターボ仕様は、吸気側のVVT機構と小さめかつ低回転型のターボの組み合わせで、スーパーハイトワゴンであるスペーシアの使い勝手に適した出力特性とされている。

フレッシュエアで効果的に冷却


自然吸気、ターボとも、ボンネットフードの部分からフレッシュエアを導入するエアガイドが設置されている。向かって左側はエアクリーナーへ。右側はターボがインタークーラー、自然吸気はスロットルボディ周辺へ走行風を導くことによる冷却により、吸気温度を低減している。

パワーモードを搭載したハイブリッド

ステアリング右側の「PWRスイッチ」を押すと、ハイブリッドシステムの制御が燃費優先から走行性能優先のモードに切り替わる。フル乗車時やキビキビと走りたいようなシチュエーションで、威力発揮してくれる。

小型ながら力強い走りを提供するモーターとバッテリー

スペーシアのハイブリッドシステムは、小型モーターとリチウムイオンバッテリーという基本的な構成はハスラーなどのSエネチャージと同様ながら、それぞれの容量を拡大することでモーターのみでのクリープ走行も可能となっている。

全車にマイルドハイブリッドを搭載


ターボを含む全グレードにマイルドハイブリッドシステムを採用。その特性上、大幅なモーターアシストは行なわないが、システム自体も小型軽量なため、効率よく走りをサポートし燃費向上に寄与する。

モーターによるクリープ走行で燃費を向上

減速時にISGで発電し、鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリーに充電。クリープ走行時にはリチウムイオンバッテリーの電力でモーターのみでの走行を行なう。エンジン始動後はISGがエンジンをアシストして負荷を低減し、パワーの上乗せと燃費の向上に貢献する。


〈減速時〉ISGは減速時に発電して、ふたつのバッテリーを充電。


〈クリープ走行時〉リチウムイオンバッテリーの電力を使い、ISGのみで最大約10秒間クリープ走行する。


〈発進後〜加速時〉リチウムイオンバッテリーの電力を使い、ISGがエンジンを助けるモーターアシスト走行。

7つの先進安全機能に「標準認識機能」を追加

スズキ最新の先進安全装備スズキ セーフティ サポートは、単眼カメラとレーザーレーダーで車や歩行者、車線を捉え、ブレーキアシストや各種の警報を発する。新型スペーシアはさらに「標識認識機能」が追加され、7つの安全機能で事故を未然に防いでくれる。

1.デュアルセンサーブレーキサポート


システムが前方の車両や歩行者を検知。衝突の可能性があると判断すると、まずブザー音とメーター内の表示で警告。ドライバーが強くブレーキを踏むとシステムが制動力をアシスト。さらに衝突が避けられないとシステムが判断すると強い自動ブレーキを作動し回避、被害低減を図る。


システムが前方の車両や歩行者を検知。衝突の可能性があると判断すると、まずブザー音とメーター内の表示で警告。ドライバーが強くブレーキを踏むとシステムが制動力をアシスト。さらに衝突が避けられないとシステムが判断すると強い自動ブレーキを作動し回避、被害低減を図る。


システムが前方の車両や歩行者を検知。衝突の可能性があると判断すると、まずブザー音とメーター内の表示で警告。ドライバーが強くブレーキを踏むとシステムが制動力をアシスト。さらに衝突が避けられないとシステムが判断すると強い自動ブレーキを作動し回避、被害低減を図る。

2.誤発進抑制機能


シフト位置がD、Lの位置で停車または10㎞/h以下の徐行中に、前方4m以内の障害物を認識している状態で強くアクセルが踏まれると作動。出力を最長5秒間抑制すると同時に、警告を発する。

3.車線逸脱警報機能


①約60㎞ /h〜100㎞ /hで走行中に、車線の左右区画線を検知することで、自車の進路を予測。②車線を逸脱してしまうと判断した場合、ブザー音とメーター内の表示によってドライバーに警報を発する。

4.ふらつき警報機能


①約60㎞/h〜100㎞ /hで走行中、車線の左側区画線を検知して自車の走行パターンを計測。②過去数十分間の走行データを元に、「ふらつき」とシステムが判断した場合、ブザー音とメーター内の表示で警報を発する。

5.先行車発進お知らせ機能


シフト位置がD、N、Lの位置でブレーキペダルを踏む、またはパーキングブレーキを掛けて停車した状態で、先行車が発進して約5m以上走行した際にブザー音とメーター内の表示でお知らせ。

6.ハイビームアシスト


ライトスイッチが「AUTO」でハイビームの状態で、約30㎞/h以上で走行中に対向車や先行車を感知すると自動的にロービームに切り替え。対向車や先行車がいなくなると自動でハイビームに戻る。

7.新機能[進入禁止]標識認識機能


今回新たにヘッドアップディスプレイ装着車に追加された標識認識機能は、走行中に単眼カメラが進入禁止の標識を認識すると、ヘッドアップディスプレイに進入禁止マークを表示時してドライバーにお知らせ。高速道路などの逆走防止に役立つ。

〈軽自動車初〉フロントガラ投影式のカラーヘッドアップディスプレイ


軽自動車初のフロントガラス投影式。ドライバーの運転目線に近い位置に表示されるので、前方の状況を把握しながら車両情報を確認することができる。少ない視線移動で各種の情報を確認することで、安全運転をサポートする。

基本情報


リヤバンパーに設置された四つの超音波センサーが車両後方の障害物を検知し、危険回避のための制御を行なう。超音波センサーは音の跳ね返りで障害物までの距離を計測するのでガラスなども感知可能。


リヤバンパーに設置された四つの超音波センサーが車両後方の障害物を検知し、危険回避のための制御を行なう。超音波センサーは音の跳ね返りで障害物までの距離を計測するのでガラスなども感知可能。


リヤバンパーに設置された四つの超音波センサーが車両後方の障害物を検知し、危険回避のための制御を行なう。超音波センサーは音の跳ね返りで障害物までの距離を計測するのでガラスなども感知可能。

エアコン情報


リヤバンパーに設置された四つの超音波センサーが車両後方の障害物を検知し、危険回避のための制御を行なう。超音波センサーは音の跳ね返りで障害物までの距離を計測するのでガラスなども感知可能。

先進安全警告表示


リヤバンパーに設置された四つの超音波センサーが車両後方の障害物を検知し、危険回避のための制御を行なう。超音波センサーは音の跳ね返りで障害物までの距離を計測するのでガラスなども感知可能。


リヤバンパーに設置された四つの超音波センサーが車両後方の障害物を検知し、危険回避のための制御を行なう。超音波センサーは音の跳ね返りで障害物までの距離を計測するのでガラスなども感知可能。


リヤバンパーに設置された四つの超音波センサーが車両後方の障害物を検知し、危険回避のための制御を行なう。超音波センサーは音の跳ね返りで障害物までの距離を計測するのでガラスなども感知可能。

その他情報の表示


リヤバンパーに設置された四つの超音波センサーが車両後方の障害物を検知し、危険回避のための制御を行なう。超音波センサーは音の跳ね返りで障害物までの距離を計測するのでガラスなども感知可能。


リヤバンパーに設置された四つの超音波センサーが車両後方の障害物を検知し、危険回避のための制御を行なう。超音波センサーは音の跳ね返りで障害物までの距離を計測するのでガラスなども感知可能。


リヤバンパーに設置された四つの超音波センサーが車両後方の障害物を検知し、危険回避のための制御を行なう。超音波センサーは音の跳ね返りで障害物までの距離を計測するのでガラスなども感知可能。

四つの超音波センサーで後方の障害物を検知


リヤバンパーに設置された四つの超音波センサーが車両後方の障害物を検知し、危険回避のための制御を行なう。超音波センサーは音の跳ね返りで障害物までの距離を計測するのでガラスなども感知可能。

〈軽自動車初〉後退時ブレーキサポート


約10㎞/h以下で後退中、後方約3m以内に障害物がある際、システムが障害物との衝突が避けられないと判断した場合に自動ブレーキを作動させ、衝突の回避または被害の軽減を図る。

後方誤発進抑制機能


上記と同条件で停車中もしくは約10㎞/h以下で後退中、システムが「ドライバーが誤ってアクセルペダルを強く踏み込んだ」と判断すると、警報と同時にエンジン出力を抑制して衝突の回避または被害の軽減を図る。

視界を改善して安心、安全に

室内左Aピラーの脇にサイドアンダーミラーを設置し、側方ドアまわりを、バックドアガラス上方の視界を妨げない位置に後方視界支援ミラーを設置して後方を映し出し、それぞれの死角を減らして事故を未然に防ぐ。

〈軽自動車初〉真上からの映像に加え3Dビューを搭載

自車の真上から見た映像を映し出す全方位モニターは一般化してきたが、このシステムは前、後、側方の斜め上空から見た「室外視点」映像と、自車を透かした視点で見える「室内視点」表示を可能とした。

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