Mercedes-Benz VLE 300 electric
2027年にストレッチ仕様も追加

「メルセデス・ベンツ VLE」は、MPVの優れた多用途性と広大な室内空間、メルセデス・ベンツならではの俊敏性と快適な乗り心地を融合した「グランドリムジン」として開発。フル電動MPVクラストップレベルの効率性と700kmを超える航続距離を実現した。
新型VLEは市街地ではコンパクトカーのような機敏さで走行、駐車できる一方、長距離移動では本格的なプレミアムリムジンのような静粛性と快適性を実現。また、100km走行で消費電力20kWh未満という優れた電費性能を誇り、この環境負荷はディーゼル仕様の約2L/100kmに相当する。
先進的なメルセデス・ベンツ・オペレーティング・システム(MB.OS)を搭載し、OTA(無線)アップデートにより常に最新システムへと自動更新され、高度なレベル2運転支援にも対応。欧州市場では通常ボディの「VLE 300 エレクトリック」が投入され、続いて高性能仕様の「VLE 400 4MATIC エレクトリック」が販売される。
メルセデス・ベンツ・バン部門の責任者を務めるトーマス・クラインは、新型VLEについて、次のようにコメントした。
「新型VLEは、家族、ビジネスユーザー、そしてアクティブなライフスタイルを楽しむお客様のための電動モビリティとして開発されました。最大8名が乗車できるグランドリムジンは、広大な室内空間と高い効率性を備え、優れた俊敏性と長距離快適性も実現しています。VLEはお客様の実際のニーズを徹底的に分析して設計され、それを超える価値を提供するよう開発されたモデルです」
大容量バッテリーによる700km超の航続距離

新型VLEは低く流麗なシルエットとメルセデス・ベンツの最新デザインランゲージを融合。MPVでありながらも、空気抵抗係数(Cd値)はわずか0.25という、優れたエアロダイナミクス性能を実現した。
欧州市場で最初に発売されるのは、最高出力203kW(276PS)を発生する1モーターの「VLE 300 エレクトリック」。フロントアクスルに永久磁石同期モーター(PSM)を配置したフル電動パワートレインを搭載し、700kmを超える航続距離(WLTPサイクル)が確保されている。
さらに2026年後半には、最高出力310kW(421PS)を誇るフラッグシップ仕様「VLE 400 4MATIC エレクトリック」をラインナップに追加。フロントアクスルに加えて、リヤアクスルにも高出力永久磁石同期モーターを搭載した全輪駆動システムを採用し、0-100km/h加速6.5秒という俊足を誇る。
どちらのモデルも、実用容量115kWhの新開発ニッケル・マンガン・コバルト(NMC)バッテリーを搭載。800Vアーキテクチャーを採用したことで300kWを超える急速充電に対応し、わずか15分の充電で最大355km分の航続距離を充電することができる。さらに2027年には、実用容量80kWhのリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーを採用した廉価版も導入される予定だ。
大型ディスプレイ「MBUXスーパースクリーン」

コクピットは、10.25インチデジタルメーターパネル、14インチセンターディスプレイ、14インチパッセンジャーディスプレイで構成された「MBUXスーパースクリーン」を採用。運転に必要な情報を見やすく表示する一方、助手席でもドライバーの視界を妨げることなく、動画配信サービスやゲーム、各種アプリなどの多彩なコンテンツを楽しむことができる。
インフォテインメントシステムは、最新のAI技術を活用したメルセデス・ベンツ独自のオペレーティングシステム「MB.OS」を搭載する。これにより直感的でパーソナルな操作性を実現した。「MBUXバーチャルアシスタント」は生成AIを活用し、会話の流れや過去のやり取りを記憶しながら自然な対話を行うことが可能。まるで知識豊富なコンシェルジュのようにユーザーをサポートする。
また、VLEは左右両側に電動スライドドアを標準装備し、オプションで「ハンズフリーアクセス」も用意された。スライドドアには開閉式ウインドウを備えているため、後席でも心地よいフレッシュエアを取り込むことができ、快適性をさらに高めている。
様々な用途に対応する自在なシートアレンジ

全長5309mmの通常ボディは最大8名の大人が快適に乗車できるフルサイズシートが配置され、手動シートには4基のキャスターを内蔵。前後へのスライド・取り外しに対応し、用途に応じて柔軟にシートレイアウトを変更できる。3列シート仕様は約800Lのラゲッジ容量が確保され、手動シートをすべて取り外した場合は、最大4078Lまで拡大する。
オプションの電動シートはアプリや車両本体のディスプレイから操作可能な「リモート・バリアブル・リヤスペース」に対応。リヤシートのパッセンジャーも専用スイッチによって個別にシート位置を調整することができる。
最上級仕様の「グランド・コンフォートシート」には、追加ピローやワイヤレス充電機能、ランバーサポート、マッサージ機能、カーフサポートなどを装備し、移動中も上質なリラクゼーション空間を提供する。
前席上部のヘッドライナーには、オプションで格納式31.3インチパノラマスクリーンを設定。8Kの高精細映像に加え、スプリットスクリーン機能や800万画素カメラを備え、映画鑑賞やゲームはもちろん、ビデオ会議にも対応するなど、移動空間をモバイルオフィスへと変貌させる。
テールゲートには独立開閉式のリヤガラスを採用。荷物の積み下ろしをより手軽に行えるほか、センターコンソールの仕様によっては、運転席から後席へスムーズに移動できるウォークスルー機能も備えている。
「メルセデス・ベンツ VLE」を動画でチェック!

