SVではシステム最高出力が約1200ps級まで引き上げられるとの見方も
ランボルギーニのフラッグシップ「レヴエルト」が、さらに過激な進化を遂げようとしている。
ニュルブルクリンクで開発テストを行う「レヴエルトSV」とみられるプロトタイプをスクープ班のカメラが捉えた。現行レヴエルトは、自然吸気6.5リッターV12エンジンと3基のモーターを組み合わせるプラグインハイブリッドとして登場したが、SVでは軽量化や空力性能の向上に加え、さらなるパワーアップも期待されている。

「SV(スーパー・ヴェローチェ)」は、ランボルギーニにとって特別な意味を持つ名称だ。
ミウラSVやディアブロSV、そしてアヴェンタドールSVへと受け継がれてきたこの称号は、単なる高出力モデルではない。軽量化やシャシー性能の強化、空力性能の向上などを徹底し、サーキット性能を磨き上げたモデルだけに与えられてきた。

今回目撃されたプロトタイプも、その伝統を受け継ぐ1台になりそうだ。
最も目を引くのは大型リアウイングだが、変更点はそれだけではない。フロントには大型化されたスプリッターや新設計のバンパーを採用。三角形のエアインテークも確認でき、標準モデル以上に冷却性能とダウンフォースを重視した仕様になることがうかがえる。リアではテールランプ上部に新たな通気口が設けられ、エキゾースト周辺のデザインも変更されている。現段階では初期プロトタイプとみられるため、市販モデルではさらに大胆な空力パーツが追加される可能性もある。
インテリアはまだ完全には確認できていないものの、基本レイアウトは標準モデルを踏襲するとみられる。
12.3インチのデジタルメーター、8.4インチのセンターディスプレイ、そして助手席用9.1インチディスプレイという3画面構成は引き継がれる可能性が高い。ただし、SVでは軽量化を重視することから、カーペットや遮音材の一部が省略されるほか、カーボンファイバーを多用したトリムや専用スポーツシートが採用される可能性がある。快適性よりも走りを優先するSVらしいキャラクターが与えられることになりそうだ。
最大の注目は、やはりパワートレインだ。
現行レヴエルトはシステム最高出力1015psを誇るが、海外ではSVで約1200ps級まで引き上げられるとの見方も伝えられている。ただし、その数値については慎重に見る必要がある。過去のアヴェンタドールSVも、ベースモデルからの出力向上は約50psにとどまっており、一気に約200PS近く引き上げられるという予想はやや楽観的とも言える。それでも、出力向上と軽量化が行われる可能性は高く、標準モデルを上回る圧倒的なパフォーマンスを実現することは間違いないだろう。
近年のランボルギーニは、電動化を進めながらもブランドの個性である自然吸気V12を守り続けている。レヴエルトは、その象徴とも言える存在だ。
その頂点に位置付けられるSVが登場すれば、「電動化時代のランボルギーニ」が目指す究極のパフォーマンスを示すモデルとなる可能性は高い。ニュルブルクリンクで続けられている開発テストは、単なる高出力モデルではなく、サーキット性能を極限まで磨き上げた新たなフラッグシップ誕生への序章と言えそうだ。












